広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘南バス2020.11

2020-12-10 22:59:42 | 津軽のいろいろ
11月の弘前の続き。今回は弘南バスについて(前回は2020年正月)。

●弘前ナンバー
貸切車両を秋田で目撃できた、今年5月に始まった弘前ナンバー。弘南バスでは、既存の青森ナンバーの車のうち、一部を希望ナンバーで同番の弘前ナンバーに替えた。
この時は、土手町循環100円バス運用に就く中型バス(一般路線にも入ることがある)を3台目撃したが、どれも弘前ナンバー。うち2台は前からあった車で、中古車と購入直後に乗車できた新車で買った「1043(52804-2号車)」。
ちなみに、その翌年に新車で買った「1091(52907-2号車)」に一般路線で乗車したが、それは青森ナンバーのままだった。

あとの1台は新顔。
この土手町循環100円バスも弘前ナンバー
「11402-2」号車だから、2002年製のいすゞエルガミオ。ワンステップか。
今年夏頃、京都市交通局(京都市営バス)から3台来たとのこと。京都市営の中古車はあまり流通しなかったそうだが、最近は秋田県の秋北バスにも来ている。

3台は「弘前210あ」の5~7。連番の希望でないナンバーかと思いかけたが、「弘前200」でなく210だから、これも希望番号なんだろうか。
「6」は11401-2号車、「5」は11302-2号車とのことで、5だけ1年古い2013【12月23日訂正】2001年製。
その「5」は、
一般路線の相馬線に入っていた
【11日追記】7には、行き先表示右に車椅子マークがあるのに、5にはない。


「弘前210あ1」について

●相馬線りんご公園経由弘前駅行きの表示
正月の記事の通り、2019年10月から、相馬線の昼間の便が、弘前市りんご公園の中に乗り入れるようになった。それに伴い、LEDの行き先表示が、細かい経由地と英語が入るものになった。※中型車のみ確認。幕式や小型車のLEDは未確認。
(再掲)下り相馬庁舎行きの表示
今回は、相馬発弘前駅行き上り便の表示を見られた。
表示器とフロントガラスの間、向かって右の取っ手が取れている
「りんご公園・市役所経由 弘前駅」「JR Hirosaki Sta. Via Hirosaki City Hall」
帰りの足として使われる便だろうし、駅行き以外はないから誤乗の可能性も低く、観光客だとしても迷う人は少なそうだから、問題はないかな。
「弘前公園」のほうが観光客向けだけど、下り同様「市役所」を表記、バス停名は「市役所前・公園入口」だっけ。
英語で「JR」を入れたのは、弘南鉄道中央弘前駅と誤解させたないためか。「Apple Park」は略。
【11日追記】終点到着時でこの表示だったから、進行に合わせて途中で表示内容が切り替わる方式でなく、始発から終点まで同じ表示なことになる。


●唯一のエルガに遭遇
乗ることはできなかったものの、やっと見ることができた車。
大型バスのいすゞエルガ!
今や弘前市内ではただ1台となった、路線バス用大型バス。※もう1台あるのは、中型ロングなので、純粋な大型ではない。
現時点では、弘南バス全体でもエルガはこれ1台のはず。【11日念のため補足】上の弘前ナンバーのよく似たバスは、大型より少し小さい「中型バス」で、車種は「エルガミオ」。

かつては、1989年製の横浜市交通局中古の大型車が3台あったのが、2018年に廃車。(あと冬ダイヤ時だけ稼働するとかいう、富士重工ボディのいすゞ車「10407-2」もあったけど、それは?)
代わりに、東武バスから中型ロングの日野レインボーHR1台と、西武バスからこのエルガが来た。
ワンステで背が高い分、ノンステよりほっそり見えるかな
青森200か1182、11301-2号車。上の京都市営中古の11302-2と1番違いだから、2013【12月23日訂正】2001年製。2013【12月23日訂正】2001年の弘南バスでは、貸切・高速含めていすゞの車を1台も新車で買っていなかったことを意味する。

大型車は、平日の弘前大学附属学校のスクールバスに使うのが主用途で、その間合い・入出庫を兼ねて、富田大通り経由の小栗山線と学園町線で営業運行するらしい【11日補足・単なる間合いということでもなく、沿線には実業高校や聖愛高校もあるので、輸送力を期待してあえて大型を営業運行させる意味もあるのでしょう】。
横浜市営バスの中古車は、休日に、枯木平線、岩木山春山スキーバスや、土手町循環100円バスに入ることもまれにあった。
後継の2台は、中型ロングのほうは、土手町循環やさくらまつりシャトルバスに入った目撃情報がネットにあるが、エルガのほうはなし。

この時は平日、昼前後に2度目撃。
おそらく土日は運休になるダイヤで、11時頃に弘前営業所から小栗山線で駅まで運行した後、ヒロロのほうへ回送(営業所へ戻った?)。
13時過ぎには、再び弘前駅前にいて、学園町行きの表示を出して待機中だった。

無精して遠くから側面を撮影
中ドアは、当時の首都圏では多かったであろう、折り戸×2組のワイドドア。秋田中央交通に来た中古車では、片側を固定して、デッドスペースになっていた。
弘南バスは中ドアを使わないのだから、さらに無意味な場所になってしまっている。昔は板を敷いて座席を設置した車もあったっけ?
そんな折り戸のガラス部分にも、車体から連続した装飾や「KONAN BUS」の文字が入っている。

運用が限定される車ながら、車体外側に広告は入っている。左右に1つずつ、後部に3つ。
お尻にふさわしい広告?
後部には行き先表示器なし。側面はいちばん前の窓に設置。


●新型コロナウイルス感染症対策
弘南バスでは一般路線バスでも、車内にアルコール消毒液が備えてあった。運転席背後にプッシュ式ボトルがあった。
高速バスや貸切バスでは、設置している事業者が多いと聞くが、路線では珍しいのでは。使っている人は見なかったけど(マスクして、ベタベタ触らずしゃべらず、降車後に手を洗えば問題ないでしょう)。

11月14日付陸奥新報サイトに「弘南バスが全車両に抗ウイルス加工」があった。
青森県の補助金を使い、全車両290台(うち路線は199台)に「太陽光(紫外線)などの光を照射しなくてもウイルスや菌などを不活性化させる「無光触媒」を車内全体に噴霧し、コーティング加工する。」という。
作業は12月末までかかるそうだし、乗っても分からないだろうし、個人的には、ナントカ触媒の効果(持続期間やはがれ落ちたりしないか等も含めて)がよく分からないから、なんとも言えないけど。

じゃあ、他社は、具体的にどういう対策をやっているのだろうか。
例えば秋田中央交通は、「空調で換気されるので、窓開けは必ずしも不要」という日本バス協会のポスターと、「待機時等に窓を開けて換気しています」という自社の掲示両方を掲出し、しかもそんなに開けて換気しているようには見えない。消毒液はないし、どのような車内消毒をしているのかは聞こえてこない。
もっと公開してくれれば、バスへの、公共交通への安心感も増すはずだけど。

今回の弘前訪問の街の記事はここまで。食べ物の話題が多少続くかもしれません。
コメント (7)
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