2020年も終わり。新型コロナウイルスに明け暮れた1年だった。まさかマスクや手洗い・消毒が欠かせなくなり、まさかオリンピックが開催されない(2021年に延期)とは。
首都圏など感染拡大地域ではかなり気を使って日々暮らしておられる方々が多いと聞く。この年末年始も帰省を我慢し、会いたい人に会えない方も多いことでしょう。
地方にいる我々も、ひとごとではなく、やるべきこと・注意すべきことは増えたけれど、まだましなほう。
間接的な問題として、人の動きが滞り、感染者がさほど多くない秋田や青森でも、客が減って経営が悪化して廃業する店や施設がたくさんあった。いずれまとめたいですが、いつかたぶん…→この記事にて。
話変わって。年末の定番のものが、今年は来ていないことに気がついた。
2013年末に紹介していて、昨2019年末までは来ていたのに。
秋田魁新報の定期購読者に配られる、カレンダー類のセットである。その中の一部が来ない。
2013年の記事の通り、これまでは月めくりと半年一覧(資本関係がある秋田放送と連名)のカレンダー、薄くて縦長のダイアリーという名の手帳みたいなの、そして「暮らしのこよみ」。以上4点が、12月頃になると、配達なり手渡しされるなりしてきた。
※ラインナップや配布方法は、年や販売店、集金方法によっても違うと思われる。
ところが今年2020年末は、半年カレンダーとダイアリーしか届いていないはず。
月めくりカレンダーと暮らしのこよみはやめたのか。
月カレンダーは、紙は小さめのサイズながら、シンプルで文字が大きく見やすく、あれば重宝する家庭・事業所が多かったと思うが、まあ、あちこちからもらえるし…
【2021年1月12日訂正】月めくりカレンダーは、2020年用とほぼ同じものが、2021年用として配布されていたので訂正します。確認不充分ですみません。
印象深いのは暮らしのこよみ。
正式には「高島易断所本部編纂 (和暦)○年 暮らしのこよみ」で、「秋田魁新報」の名が入っている。裏表紙は年間カレンダーで、下部に「この地区の受け持ち販売店は」の欄があって、販売所名や連絡先も印刷されている。
1年前にもらった令和二年版
今年2020年の「高島易断所本部編纂 令和二年 暮らしのこよみ」を、捨てるに捨てられず、持っていた。
少なくとも昭和末からほぼ変わっていない体裁のはずでB6判32ページ。表紙の柄は時々? 毎年? 変わる。
中の本文は、近年のものはモリサワのフォントだ。
内容については、2013年の記事を転載させてもらう。
もらったものとはいえ、それは購読料に含まれていると考えるべきであろう。必要とする購読者、欲しがる購読者、もらって喜ぶ購読者がどれだけいるか疑問。
魁でもそれは分かっていて、今年からカットしたのではないだろうか。
ふと思ったのが、もしかしたら暦の発行元側の事情、つまり元がやめたのかもということ。ネットで調べると、そうではなかった。2021(令和3)年版の出版物が市販されている。
しかも、全国的に、新聞屋(新聞社、販売店)からこの暦をもらうという書きこみが、けっこう見つかった。暦を配る新聞社は魁だけではなかったのだ!
ヤフオクでは、表紙の魁の部分に「愛媛新聞社」と印刷された「平成二十七年 暮らしのこよみ」が出品されていた。2014年末に配られたことになる。表紙は見覚えのあるデザインで、魁と同一のものだろう。
ほかには神奈川新聞が2019年末に配ったと思われるものは、新聞社名が表紙にない「令和二年高島暦 東京神正館蔵版(神、蔵は異体字)」というもの。書店で売られるものに酷似したデザイン。中味も違うのかも。
この暦は、知る人には「高島暦」で通用する著名なものらしい。魁や愛媛新聞のものには「高島易断所本部編纂」だけで「高島暦」の名は出てこない。
ほかにも、具体的な新聞社名は分からなかったが、ここ数年間でも栃木県、長野県、京都府、愛知県などでは、新聞社が配っているようだ。今年も2021(令和3)年版が配られたところもある模様。
したがって、秋田魁新報社独自の判断で、配布をやめたことになろう。
ちなみに、ツイッター上では、「これをもらうと年末の気分になる」という趣旨の投稿が多いが、新聞社から暦をもらうことに好意的な声が多かった。「見るとおもしろい(上記の通り、僕も子どもの頃は好きだった)」から「けっこう当たる」まで。
否定的な考えを持っていても、あえて投稿するまでの否定感ではない人も多いのだろうけど。
個人的には、優先度は低い読者サービスだと思う。転載の繰り返しになるが新聞社とはそぐわない内容に思えるし、欲しい人は買えばいい話。なんなら新聞販売店が仲立ちして、希望者に売ってもいいだろう。逆に暦欲しさに新聞を購読する人もいないだろう。
カレンダーやダイアリーだって、別にいらないと思う。全国紙とかNHKとかは、ほぼ何もくれないのだし。
※高島暦を否定するものではなく、「新聞社が高島暦を強制的に読者に配ることがいらない」という趣旨です。
ということで、令和二年版が、僕が最後に見る高島暦になりそう。
12月31日時点で、開設以来トータルのアクセス数は、閲覧14,433,823PV、訪問者4,497,207IP。差し引き2020年では63万3571IP(前年比3万0337IP増)のご訪問をいただきました。
今年も当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。
本格的な冬らしい気候の中で正月を迎えます。みなさま、寒さ・雪や感染症に留意され、どうぞ良い年をお迎えください。
首都圏など感染拡大地域ではかなり気を使って日々暮らしておられる方々が多いと聞く。この年末年始も帰省を我慢し、会いたい人に会えない方も多いことでしょう。
地方にいる我々も、ひとごとではなく、やるべきこと・注意すべきことは増えたけれど、まだましなほう。
間接的な問題として、人の動きが滞り、感染者がさほど多くない秋田や青森でも、客が減って経営が悪化して廃業する店や施設がたくさんあった。いずれまとめたいですが、いつかたぶん…→この記事にて。
話変わって。年末の定番のものが、今年は来ていないことに気がついた。
2013年末に紹介していて、昨2019年末までは来ていたのに。
秋田魁新報の定期購読者に配られる、カレンダー類のセットである。その中の一部が来ない。
2013年の記事の通り、これまでは月めくりと半年一覧(資本関係がある秋田放送と連名)のカレンダー、薄くて縦長のダイアリーという名の手帳みたいなの、そして「暮らしのこよみ」。以上4点が、12月頃になると、配達なり手渡しされるなりしてきた。
※ラインナップや配布方法は、年や販売店、集金方法によっても違うと思われる。
ところが今年2020年末は、半年カレンダーとダイアリーしか届いていないはず。
月カレンダーは、紙は小さめのサイズながら、シンプルで文字が大きく見やすく、あれば重宝する家庭・事業所が多かったと思うが、
【2021年1月12日訂正】月めくりカレンダーは、2020年用とほぼ同じものが、2021年用として配布されていたので訂正します。確認不充分ですみません。
印象深いのは暮らしのこよみ。
正式には「高島易断所本部編纂 (和暦)○年 暮らしのこよみ」で、「秋田魁新報」の名が入っている。裏表紙は年間カレンダーで、下部に「この地区の受け持ち販売店は」の欄があって、販売所名や連絡先も印刷されている。
1年前にもらった令和二年版
今年2020年の「高島易断所本部編纂 令和二年 暮らしのこよみ」を、捨てるに捨てられず、持っていた。
少なくとも昭和末からほぼ変わっていない体裁のはずでB6判32ページ。表紙の柄は時々? 毎年? 変わる。
中の本文は、近年のものはモリサワのフォントだ。
内容については、2013年の記事を転載させてもらう。
(前半では)月ごとに1ページを使って、毎日の行事や全国各地のお祭りなどを掲載。その月に行うべき「家事」「農事」も出ている。僕は子どもの頃、これを見るのが好きだった。
各月右上にその月をイメージしたイラストがあるのだが、これもずっと変わっていない。1月の鏡餅の上にミカン(ダイダイ)でなく伊勢海老が載っていたり、2月の豆を撒かれて逃げる鬼の無表情加減、11月の七五三の子どもの微妙な体のバランス等が印象深い。
行事は、1月7日に「学校始業」があったり(9月1日や4月にはない)、7月にお盆の行事・真冬に本格的な農作業をやることになっており、秋田にはそぐわない。表紙だけが秋田魁バージョンで、中身は全国共通の汎用品だと思われる。日の出日の入りも東京の時刻。
後半は生まれ年の「九星」ごとの運勢。その星のその年の運勢にちなんだ格言やことわざが出ていて、それにちなんだ絵(もまた独特)。
あとは昔から変わらない、人相、手相、夢判断、種まきの適期、勝負事に勝つ法、紙垂の切り方などが簡単に掲載され、最後は「通信鑑定」「六三除け」で希望の方は8千円から4万円を添えて云々。
こういう内容全般を否定するつもりはないが、こういうことが新聞社名で新聞社が配るものに必要なんだろうか?
ここまで転載。各月右上にその月をイメージしたイラストがあるのだが、これもずっと変わっていない。1月の鏡餅の上にミカン(ダイダイ)でなく伊勢海老が載っていたり、2月の豆を撒かれて逃げる鬼の無表情加減、11月の七五三の子どもの微妙な体のバランス等が印象深い。
行事は、1月7日に「学校始業」があったり(9月1日や4月にはない)、7月にお盆の行事・真冬に本格的な農作業をやることになっており、秋田にはそぐわない。表紙だけが秋田魁バージョンで、中身は全国共通の汎用品だと思われる。日の出日の入りも東京の時刻。
後半は生まれ年の「九星」ごとの運勢。その星のその年の運勢にちなんだ格言やことわざが出ていて、それにちなんだ絵(もまた独特)。
あとは昔から変わらない、人相、手相、夢判断、種まきの適期、勝負事に勝つ法、紙垂の切り方などが簡単に掲載され、最後は「通信鑑定」「六三除け」で希望の方は8千円から4万円を添えて云々。
こういう内容全般を否定するつもりはないが、こういうことが新聞社名で新聞社が配るものに必要なんだろうか?
もらったものとはいえ、それは購読料に含まれていると考えるべきであろう。必要とする購読者、欲しがる購読者、もらって喜ぶ購読者がどれだけいるか疑問。
魁でもそれは分かっていて、今年からカットしたのではないだろうか。
ふと思ったのが、もしかしたら暦の発行元側の事情、つまり元がやめたのかもということ。ネットで調べると、そうではなかった。2021(令和3)年版の出版物が市販されている。
しかも、全国的に、新聞屋(新聞社、販売店)からこの暦をもらうという書きこみが、けっこう見つかった。暦を配る新聞社は魁だけではなかったのだ!
ヤフオクでは、表紙の魁の部分に「愛媛新聞社」と印刷された「平成二十七年 暮らしのこよみ」が出品されていた。2014年末に配られたことになる。表紙は見覚えのあるデザインで、魁と同一のものだろう。
ほかには神奈川新聞が2019年末に配ったと思われるものは、新聞社名が表紙にない「令和二年高島暦 東京神正館蔵版(神、蔵は異体字)」というもの。書店で売られるものに酷似したデザイン。中味も違うのかも。
この暦は、知る人には「高島暦」で通用する著名なものらしい。魁や愛媛新聞のものには「高島易断所本部編纂」だけで「高島暦」の名は出てこない。
ほかにも、具体的な新聞社名は分からなかったが、ここ数年間でも栃木県、長野県、京都府、愛知県などでは、新聞社が配っているようだ。今年も2021(令和3)年版が配られたところもある模様。
したがって、秋田魁新報社独自の判断で、配布をやめたことになろう。
ちなみに、ツイッター上では、「これをもらうと年末の気分になる」という趣旨の投稿が多いが、新聞社から暦をもらうことに好意的な声が多かった。「見るとおもしろい(上記の通り、僕も子どもの頃は好きだった)」から「けっこう当たる」まで。
否定的な考えを持っていても、あえて投稿するまでの否定感ではない人も多いのだろうけど。
個人的には、優先度は低い読者サービスだと思う。転載の繰り返しになるが新聞社とはそぐわない内容に思えるし、欲しい人は買えばいい話。なんなら新聞販売店が仲立ちして、希望者に売ってもいいだろう。逆に暦欲しさに新聞を購読する人もいないだろう。
カレンダーやダイアリーだって、別にいらないと思う。全国紙とかNHKとかは、ほぼ何もくれないのだし。
※高島暦を否定するものではなく、「新聞社が高島暦を強制的に読者に配ることがいらない」という趣旨です。
ということで、令和二年版が、僕が最後に見る高島暦になりそう。
12月31日時点で、開設以来トータルのアクセス数は、閲覧14,433,823PV、訪問者4,497,207IP。差し引き2020年では63万3571IP(前年比3万0337IP増)のご訪問をいただきました。
今年も当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。
本格的な冬らしい気候の中で正月を迎えます。みなさま、寒さ・雪や感染症に留意され、どうぞ良い年をお迎えください。