時折触れているように、来春のJRダイヤ改正が気になる時期。
これまでは、12月中頃の金曜日の同じ日に、JR各社がそれぞれ発表していた。今年は11日か18日と思っていたら、11日に発表されなかったので、18日の模様。
※2011年12月までさかのぼると、早くて13日(2019年)、遅いと21日(2012年)であった。ダイヤ改正日がいつになるかにもよるだろうから、第2とか第3金曜ということでもなさそう。
2021年春のダイヤ改正において、JR東日本秋田支社では、奥羽本線・泉外旭川駅開業、男鹿線の新型車投入、五能線(と奥羽本線、津軽線の各一部)の新型車投入は確定。早く詳細を知りたいところ。
五能線などに入る、電気式気動車GV-E400系は、順次納車され試運転がされていた。
12月12日からは営業運転も始まった。まずは五能線内のみで、2両編成と1両編成各1本ずつ。
1両編成は、東能代-能代の1駅シャトル便のみ1日7.5往復。2両編成は、弘前まで全線通し(上りは快速)1往復のみ。
12日には、東能代駅で弘前行きの出発式が行われ、報道された。発車時には、GV-E400系自身のみならず、隣の留置線に入っているキハ40系気動車らしき警笛も鳴り響いたのが印象的だった。GV-E400系は、電笛と空気笛と両方鳴っていたから、3種類の音が聞こえた。
一方、蓄電池式電車EV-E801系が投入される男鹿線。
※EV-E801系は気動車(ディーゼルカー)やハイブリッド車ではありません。「電池を積んだ充電式の電車」です。過去の記事。
2017年から運行されている2両編成1本に加え、2両編成×5本=計10両が投入され、計12両態勢でキハ40系気動車を置き換えるとのことだった。
関連して、公式発表はまだないが、それを機に、2両×2本の4両編成が最長となり、4両でもワンマン運転し、車内で運賃収受しない「中編成ワンマン運転」を開始するとの情報(過去の記事)がある。
増備はどうなったかと思っていたら、11月中に、とっくに全部が秋田へ届いていた。その結果、
試運転中!
奥羽本線(通称・南線方面)で行われた、納品直後の試運転では、2両編成×3本でも実施された。営業運転しない区間で、さらに営業運転しないと思われる6両編成で、愛好家に注目された。
今回見たのは、男鹿まで行くと思われる、2本つないだ4両での試運転。わりと頻繁に行っているようなので、例の中編成ワンマンの確認や訓練か。
今までの2両編成でも赤と青の対象的な車体色が目を引いたが、それが4両になって赤青赤青だと、さらに強烈。
色のせいで701系4両よりも長く見える?
すでに営業している(量産先行車と呼ぶのかは不明)のが「G1」編成。今年製造された(量産車と呼ぶのかは不明)のはG2~G6。この時は写真の先頭・男鹿寄りがG2、後ろがG3。
G1編成とは4年の間があり、何か改善された点、相違点がないかと、探したくなる。デザイン面では違いはないかな。黒地に白のなまはげの顔もある。
G1編成では相手がいないので省略していたと思われる、連結器周りは違う。
他編成と連結時に行き来する、幌(いわゆる蛇腹)は設置。青いほうは「幌受け」なのであまり印象が違わないが、赤いほうは幌が出っ張るので、いかつくなった。
G1編成にもある、連結時に人が通る足元の「渡り板」は、形状が少し違って、先がとがるというかホームベースのような形になった。
あとは、連結器(銀色にJRマークのカバーの部分)の下に、電気系統を接続する黒いボックス状の「電気連結器」が付いて、それと重ならないためかスカート(排障装置)の形状が変わった。
赤青それぞれの車端部(運転台のない側も含む。つまり1両につき4つ)のドア上辺付近に、銀色の薄い物体が斜め下向きに設置された。その上には銀色の細長い物体も。
これが、中編成ワンマンに欠かせない、ホームや乗降状況の確認用の車載カメラ。すでに行われている東北本線の車両にも同じものが付いている。
前後するが、スカート付近には「ホーム検知装置」というのも搭載され、ホームでない所でドアを開けてしまわないようになっているとか。
今後は、G1編成にも、これらを搭載する改造を施さないといけない。運賃箱の撤去もしないと。
そして、G2以降も営業運転に入れるのだろうが、どういう手順でやるのか。運賃箱がないので、現行方式のワンマン運転のダイヤを単純には置き換えられない。ある段階で一気に置き換えるのか。
そもそも、2両編成6本で男鹿線の全ダイヤを回すことも、ちょっと心配なような。今のキハ40系は20両弱配置のようだが、それが12両になる。列車1本当たりの車両数が減るのは当然だけど、減便ということにならないか。男鹿駅での充電時間も必要だし。
キハ40系を上回る走行性能を活かして、所要時間が短縮されるのか(現在は予備車両がないので、キハ40系に合わせた遅いダイヤでちんたら走っている)も注目。次の金曜日に分かるはず。
あと、用済みとなるはずの、男鹿線・五能線用のキハ40系の中には、今年になって定期検査(全般検査)を通した車両がある。それはすぐには廃車とならないはずで、どこで使うことになるのか。
【13日追記】直接関係はないが、当初2021年春とされていた、秋田市内の路線バスなどへのICカード乗車券導入(中央交通でなく秋田市が主導)は、1年遅れて2022年春となることが発表(市、JR、中央交通連名での公式発表)された。遅れたけれど、JR東日本も関わる地域連携カードになるそうで、その調整もあるのかもしれないし、JR東日本が関わってくれるのなら安心感は増す。
一方、秋田地区の鉄道では、在来線への導入の話はいまだ聞こえてこない。
しかし、2021年春から、秋田新幹線を含む、JR東日本の新幹線全区間において、Suicaで自由席(または特定特急券/立席特急券)を利用できるようになる。それに伴い、現在Suicaエリア外の新幹線駅にも、チャージができる券売機を設置するそうなので、秋田駅でもそうなるはず。若干、進歩しそう。
※予想通り、12月18日に発表があった。
※追加製造分のG1編成との相違点などについて。
これまでは、12月中頃の金曜日の同じ日に、JR各社がそれぞれ発表していた。今年は11日か18日と思っていたら、11日に発表されなかったので、18日の模様。
※2011年12月までさかのぼると、早くて13日(2019年)、遅いと21日(2012年)であった。ダイヤ改正日がいつになるかにもよるだろうから、第2とか第3金曜ということでもなさそう。
2021年春のダイヤ改正において、JR東日本秋田支社では、奥羽本線・泉外旭川駅開業、男鹿線の新型車投入、五能線(と奥羽本線、津軽線の各一部)の新型車投入は確定。早く詳細を知りたいところ。
五能線などに入る、電気式気動車GV-E400系は、順次納車され試運転がされていた。
12月12日からは営業運転も始まった。まずは五能線内のみで、2両編成と1両編成各1本ずつ。
1両編成は、東能代-能代の1駅シャトル便のみ1日7.5往復。2両編成は、弘前まで全線通し(上りは快速)1往復のみ。
12日には、東能代駅で弘前行きの出発式が行われ、報道された。発車時には、GV-E400系自身のみならず、隣の留置線に入っているキハ40系気動車らしき警笛も鳴り響いたのが印象的だった。GV-E400系は、電笛と空気笛と両方鳴っていたから、3種類の音が聞こえた。
一方、蓄電池式電車EV-E801系が投入される男鹿線。
※EV-E801系は気動車(ディーゼルカー)やハイブリッド車ではありません。「電池を積んだ充電式の電車」です。過去の記事。
2017年から運行されている2両編成1本に加え、2両編成×5本=計10両が投入され、計12両態勢でキハ40系気動車を置き換えるとのことだった。
関連して、公式発表はまだないが、それを機に、2両×2本の4両編成が最長となり、4両でもワンマン運転し、車内で運賃収受しない「中編成ワンマン運転」を開始するとの情報(過去の記事)がある。
増備はどうなったかと思っていたら、11月中に、とっくに全部が秋田へ届いていた。その結果、
試運転中!
奥羽本線(通称・南線方面)で行われた、納品直後の試運転では、2両編成×3本でも実施された。営業運転しない区間で、さらに営業運転しないと思われる6両編成で、愛好家に注目された。
今回見たのは、男鹿まで行くと思われる、2本つないだ4両での試運転。わりと頻繁に行っているようなので、例の中編成ワンマンの確認や訓練か。
今までの2両編成でも赤と青の対象的な車体色が目を引いたが、それが4両になって赤青赤青だと、さらに強烈。
色のせいで701系4両よりも長く見える?
すでに営業している(量産先行車と呼ぶのかは不明)のが「G1」編成。今年製造された(量産車と呼ぶのかは不明)のはG2~G6。この時は写真の先頭・男鹿寄りがG2、後ろがG3。
G1編成とは4年の間があり、何か改善された点、相違点がないかと、探したくなる。デザイン面では違いはないかな。黒地に白のなまはげの顔もある。
G1編成では相手がいないので省略していたと思われる、連結器周りは違う。
他編成と連結時に行き来する、幌(いわゆる蛇腹)は設置。青いほうは「幌受け」なのであまり印象が違わないが、赤いほうは幌が出っ張るので、いかつくなった。
G1編成にもある、連結時に人が通る足元の「渡り板」は、形状が少し違って、先がとがるというかホームベースのような形になった。
あとは、連結器(銀色にJRマークのカバーの部分)の下に、電気系統を接続する黒いボックス状の「電気連結器」が付いて、それと重ならないためかスカート(排障装置)の形状が変わった。
赤青それぞれの車端部(運転台のない側も含む。つまり1両につき4つ)のドア上辺付近に、銀色の薄い物体が斜め下向きに設置された。その上には銀色の細長い物体も。
これが、中編成ワンマンに欠かせない、ホームや乗降状況の確認用の車載カメラ。すでに行われている東北本線の車両にも同じものが付いている。
前後するが、スカート付近には「ホーム検知装置」というのも搭載され、ホームでない所でドアを開けてしまわないようになっているとか。
今後は、G1編成にも、これらを搭載する改造を施さないといけない。運賃箱の撤去もしないと。
そして、G2以降も営業運転に入れるのだろうが、どういう手順でやるのか。運賃箱がないので、現行方式のワンマン運転のダイヤを単純には置き換えられない。ある段階で一気に置き換えるのか。
そもそも、2両編成6本で男鹿線の全ダイヤを回すことも、ちょっと心配なような。今のキハ40系は20両弱配置のようだが、それが12両になる。列車1本当たりの車両数が減るのは当然だけど、減便ということにならないか。男鹿駅での充電時間も必要だし。
キハ40系を上回る走行性能を活かして、所要時間が短縮されるのか(現在は予備車両がないので、キハ40系に合わせた遅いダイヤでちんたら走っている)も注目。次の金曜日に分かるはず。
あと、用済みとなるはずの、男鹿線・五能線用のキハ40系の中には、今年になって定期検査(全般検査)を通した車両がある。それはすぐには廃車とならないはずで、どこで使うことになるのか。
【13日追記】直接関係はないが、当初2021年春とされていた、秋田市内の路線バスなどへのICカード乗車券導入(中央交通でなく秋田市が主導)は、1年遅れて2022年春となることが発表(市、JR、中央交通連名での公式発表)された。遅れたけれど、JR東日本も関わる地域連携カードになるそうで、その調整もあるのかもしれないし、JR東日本が関わってくれるのなら安心感は増す。
一方、秋田地区の鉄道では、在来線への導入の話はいまだ聞こえてこない。
しかし、2021年春から、秋田新幹線を含む、JR東日本の新幹線全区間において、Suicaで自由席(または特定特急券/立席特急券)を利用できるようになる。それに伴い、現在Suicaエリア外の新幹線駅にも、チャージができる券売機を設置するそうなので、秋田駅でもそうなるはず。若干、進歩しそう。
※予想通り、12月18日に発表があった。
※追加製造分のG1編成との相違点などについて。