広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

住吉入口交差点の変化

2020-12-01 21:04:51 | 津軽のいろいろ
弘前の続き。今回は事前情報なく、現地で知ったこと。
中土手町の紀伊國屋書店跡、青森銀行土手町支店跡を見た後、青森県道127号・富田大通りを200メートル歩いて、住吉入口バス停から弘大方面へ向かった。
その風景が、以前と変わって、さらに変わりつつあった。

青銀土手町支店の記事で、その隣の交差点角のビル1階の古着屋が廃業して、空きテナントになっているのは触れた。
その角から弘大方向へ進むと、すぐに小さい信号機付き交差点がある。その間は1人が通るのがやっとの狭い歩道で、そこに薬局や飲食店などいくつかのお店が並んでいた。
住吉入口側・道路向かいから。奥の交差点左が中土手町
改めて見ると、案内標識の先、角の古着屋跡まで細長い1つの建物のようだ。
そして、この時点では、ほとんどがシャッターが下りたり、「貸物件」が出ていたりした。夜の営業でまだ空いていない店もあるかもしれないが、看板というものが見当たらない。

かつてここの1階(上の写真標識から2軒目のはず)に、印象的な店が入っていた。
通るといつも、本格的なスパイスの香りが漂うカレー屋さん。おいしそうだけど、いかにも辛そうな。僕は辛いものは苦手だし、行くことはなかったけど。
その名も「カリ・マハラジャ」。
わりと凝った看板や店構えだったように記憶するが、それももうない。

調べると、カリマハラジャは、2014年5月28日に閉店してしまっていた。店主が急逝された由。
評判がいい店だったようで、ツイッターには今なお惜しむ声がある。マスターが研究した薬膳カレーがメインで、ナンでなくチャパティが添えられ、ラッシーもおいしかったとか。
ネット上には「青森県で唯一『全国おいしいカレー200店』の中に選ばれたお店」 との記載も。じゃあ残り199の顔ぶれは? と思ってネット検索しても、そもそもそんな200選が(その書きこみ以外は)見当たらない。なんだ?
食べログによれば、1992年オープン。

カリ・マハラジャ閉店後は、2016年4月頃にネパールカレーの店が入り、それもなくなって、2019年末頃から居酒屋が入っているらしい。

貸物件があるからには、解体ではないのだろう。と思いつつ、弘大方向へ。道は左へカーブして、また交差点。弘前中央病院、弘前れんが倉庫美術館~土淵川の北方向へ行く道との丁字路。前後の線形から変形交差点やY字路の気がしていたが、交差点そのものは純粋な“T字”路に近い形状。
大通り側は交差点の先が住吉入口バス停。地名は、土手町から山道町、住吉町。※県道の片側は住吉町なので、バス停は「住吉町」でも差し支えないと思うけど…
その交差点が、
沿道ががらんとして工事中

2021年3月25日までで「交差点をひろげています」「交差点改良工事」中。

2013年5月Googleストリートビューより
ストリートビューで、右側、スーパーホテルの駐車場辺りに、かつてはスーパー「マルサン」があった。モーモーの1階とここと、富田大通りだけで2店舗のマルサンがあった。

そういえば、そのほか周りでも、店が閉店したり、建物が解体したり、通るたびに徐々に寂しくなっていた気がしていたが、こういうことだったのか。
交差点角には、津軽三味線の生演奏が見られる居酒屋「あどはだり」があったが、店主が亡くなったため2014年に閉店(その後、2019年にルネスアリーに復活)。そこも更地になって工事中。

反対方向。左が土淵川方向・右が土手町
中央右奥に、新しい電柱(電話柱?)に道路標識が付いたのが立っている。そこが、新しい路肩になるのだろう。右折車線ができて、その他車道・歩道もけっこう広くなりそう。
その更に奥、かなり遠くまで更地になっているように見える。弘南鉄道大鰐線・中央弘前駅方向。おそらくこの工事とは別に、中央弘前駅前の整備や道路建設も計画されているので、その関係か。

下り住吉入口バス停から
南側でも空き地があるが、この時点では工事はしていなかった。片側だけ広げるのだろうか。

在住当時はよく歩いて通った道だが、最近はせいぜいバスで通過するだけ。気を抜いているうちに光景がだいぶ変わってしまい、さらに変わりそう。ここは、特に弘大→土手町方向で、いつも渋滞気味だけど、ここピンポイントだからあまり効果はないかな。

この交差点の信号機は、大通り側が時差式。だから「時差式信号」の表示板が付いている。
交差点の形状のため、うち2台の信号機は、前方に突き出すタイプのアームだが、それには、信号機本体の左側に、表示板を直付けしている。秋田でも数十年前の横型信号機時代は、直付け表示板が見られたが、今はない。ここも手書き文字だから、以前の縦型電球式時代の使い回しっぽい(秋田では縦型に直付けはないかも)。
さらに、時差式動作するはずがない、丁字路の突き当り側にも(突き出し設置直付けで)その表示板が設置されている。大通り側の片面だけ見て、見切り発進するのを防ぐためだろうか。
土手町側から。左の裏向きの信号機が突き当り向き

見通しが悪い交差点での工事中ながら、誘導が上手なのか、さほど渋滞せず。もうちょっと見学したかったのだけど、ほぼ定刻でバスが来てしまったので、住吉入口を後にした。
弘前の話は続く
コメント (2)
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