秋田市内で見かけた表示類から。
●バイキング
お寺の前に張られる掲示。※以前の記事
業界用語では「掲示伝道」とか「掲示法語」と呼ばれるらしい。
とあるお寺では、
「バイキング も少し も少し もう少し」
寺院とバイキングという取り合わせが斬新だけど、バイキングとはビュッフェ形式のバイキング料理のことか?
あとは「もう少し」の繰り返し。「もうちょっと食べたいけどいいところで我慢して自制しなさい」ということなんでしょうか。
※同じお寺の2019年春のもの。
●ありま
月ぎめ駐車場やアパートの前に、その空きの有無を示す看板がある。
普通は「あり/空」と「なし/満」の部分を裏返したり交換したりして表示するだけど、とある駐車場では、
「駐車場空ありま『せん』」
「せん」だけ手書き!
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「す」と「せん」で空きの有無を表示するとは、ある意味画期的?!
どうせここが埋まることはないだろうとたかをくくって、「空あります」で固定表示を作ってしまったものの、意外に好評で埋まってしまい、あわてて手書きを貼りつけたのだろうか。
●甘い張り紙
八橋運動公園にて。
「駐車違反車両には張り紙をします」
まず、「駐車違反」という表現が適切でない感じがする。敷地内へ無断駐車をした場合という意味でしょう。
それをした車両には「張り紙をします」そうだ。その程度で駐車が“許される”なら、別に構わんと開き直る輩がいそう。
役所だからレッカー移動しますとかはできないのだろうけど、「ちょっとやそっとじゃ剥がれない張り紙をします」とかじゃないと。
●消火栓の旗が
雪国では、消火栓が地上に露出していて、さらに雪に埋もれてもその位置が分かるように看板や旗を設置する。
秋田市では、以前は冬の間だけ竹竿に「消火栓」と白抜きされた赤い旗をつけたものを設置していた。(看板タイプの表示がある消火栓を除く)
(再掲)
2011年から2012年の冬に変化があり、多くが業界団体から寄贈された「設置は義務です 住宅用火災警報器」という旗に変わった。
(再掲)
そして、その旗は春になっても撤去されなかった。
新しい旗は化学繊維であるせいか、退色や劣化が著しく、夏にはボロボロになった旗もあった。
それに、竹竿は針金などで消火栓に巻きつけただけなので、夏場の風雨や何らかの力によってずれたり折れたりして、危険な状態(歩道の邪魔になるなど)のものも見受けられた。
秋に設置して春に撤去する作業が手間なのは分かるけれど、道路の安全や街の美観へ悪い影響を与えて好ましくないと思っていた。
その後、昨年度末あたりから、旗が撤去されてこういうものをよく見るようになった。
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白い棒の先端が赤く、小さな表示に「放火に注意 秋田市消防本部」とある。
棒は旗の竿と同じく、針金で消火栓に巻きつけてある。
安っぽい旗よりは耐久性はありそうだけど、これもなんか…
まず、棒が短すぎないか。秋田市の消火栓は(青森市などと比べて)若干背が低いタイプだが、その丈の倍よりは短い。従来の竿は倍以上あったのに。これでは雪に埋もれてしまわないだろうか。
次に、表示板が小さくしかも白い。これでは雪中ではまったく目立たないはず。これは雪の中で目立たせるのが、最大の目的だったんじゃないのでしょうか。そのことを忘れていませんか?
そして、表示内容は「放火に注意」の1種類しかないようだ。
日本における火災の最大の原因が放火であるのは事実であるが、秋田市で特に放火が多いわけではないはずだし、秋田ではストーブの誤った扱いによる火災も少なくない。そうしたことも訴えるなど、複数の内容の表示を設置したり、何かキャラクターでも描くとかすれば、市民に興味を持って見てもらえそうなのに。
光を反射する加工をすれば、車がぶつかって消火栓を壊されるのを防止できるとか、まだまだ工夫の余地はありそうでもある。せっかくやるなら、もっと検討してほしかった。
これにより、竿に旗がついた消火栓はほとんど見なくなった。(皆無ではなくごくたまにある)
【14日追記】「放火に注意」表示板がない、棒(白くて先端が赤い)だけが立っている消火栓もちらほら存在する。
【11月28日追記】この後、11月28日に、規格は同じで片面が別の文言(以前の旗と同じく、住宅用火災警報器の周知で業界団体名義)のものが設置されたのを確認。色使いは放火注意と似ているので、旗の代役が務まるのかは、引き続き疑問。この記事にて。
●秋田大橋
県道56号線が雄物川を渡る秋田大橋。
現在の橋は2001年に架け替えられ(当時は国道7号線だった)、2003年に県道となっている。
架け替え時に両岸の橋のたもと周辺が整備され、先代の橋や雄物川についての資料などが設置されている。
今年2月のCNA道路情報カメラより
茨島側のたもと上流側には、大きな看板が設置されていた。ケーブルテレビのライブカメラの映像にも映っている。
透明な板に白でイラストというか図を描いたもので、見にくかった。たしか昔の川の流域の地図みたいなのだったような気がする(自信ありません)。
それが、3月中旬頃になくなったのに気付いた。
現地
たしかになくなっている
10年強で撤去とは、ちょっと短い。
この看板って、誰が管理しているんだろう。道路の一部だとすれば県だろうし、河川の一部だとすれば国土交通省だろうけど。設置したのは、(建設時は国道だったので)建設省→国土交通省に間違いないだろう。
風雪が強い場所に、(金属製に比べて)弱そうな材質のでっかい看板を設置したのが悪いのか、その後の管理が悪いのか。
●バイキング
お寺の前に張られる掲示。※以前の記事
業界用語では「掲示伝道」とか「掲示法語」と呼ばれるらしい。
とあるお寺では、
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寺院とバイキングという取り合わせが斬新だけど、バイキングとはビュッフェ形式のバイキング料理のことか?
あとは「もう少し」の繰り返し。「もうちょっと食べたいけどいいところで我慢して自制しなさい」ということなんでしょうか。
※同じお寺の2019年春のもの。
●ありま
月ぎめ駐車場やアパートの前に、その空きの有無を示す看板がある。
普通は「あり/空」と「なし/満」の部分を裏返したり交換したりして表示するだけど、とある駐車場では、
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「せん」だけ手書き!
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「す」と「せん」で空きの有無を表示するとは、ある意味画期的?!
どうせここが埋まることはないだろうとたかをくくって、「空あります」で固定表示を作ってしまったものの、意外に好評で埋まってしまい、あわてて手書きを貼りつけたのだろうか。
●甘い張り紙
八橋運動公園にて。
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まず、「駐車違反」という表現が適切でない感じがする。敷地内へ無断駐車をした場合という意味でしょう。
それをした車両には「張り紙をします」そうだ。その程度で駐車が“許される”なら、別に構わんと開き直る輩がいそう。
役所だからレッカー移動しますとかはできないのだろうけど、「ちょっとやそっとじゃ剥がれない張り紙をします」とかじゃないと。
●消火栓の旗が
雪国では、消火栓が地上に露出していて、さらに雪に埋もれてもその位置が分かるように看板や旗を設置する。
秋田市では、以前は冬の間だけ竹竿に「消火栓」と白抜きされた赤い旗をつけたものを設置していた。(看板タイプの表示がある消火栓を除く)
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2011年から2012年の冬に変化があり、多くが業界団体から寄贈された「設置は義務です 住宅用火災警報器」という旗に変わった。
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そして、その旗は春になっても撤去されなかった。
新しい旗は化学繊維であるせいか、退色や劣化が著しく、夏にはボロボロになった旗もあった。
それに、竹竿は針金などで消火栓に巻きつけただけなので、夏場の風雨や何らかの力によってずれたり折れたりして、危険な状態(歩道の邪魔になるなど)のものも見受けられた。
秋に設置して春に撤去する作業が手間なのは分かるけれど、道路の安全や街の美観へ悪い影響を与えて好ましくないと思っていた。
その後、昨年度末あたりから、旗が撤去されてこういうものをよく見るようになった。
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白い棒の先端が赤く、小さな表示に「放火に注意 秋田市消防本部」とある。
棒は旗の竿と同じく、針金で消火栓に巻きつけてある。
安っぽい旗よりは耐久性はありそうだけど、これもなんか…
まず、棒が短すぎないか。秋田市の消火栓は(青森市などと比べて)若干背が低いタイプだが、その丈の倍よりは短い。従来の竿は倍以上あったのに。これでは雪に埋もれてしまわないだろうか。
次に、表示板が小さくしかも白い。これでは雪中ではまったく目立たないはず。これは雪の中で目立たせるのが、最大の目的だったんじゃないのでしょうか。そのことを忘れていませんか?
そして、表示内容は「放火に注意」の1種類しかないようだ。
日本における火災の最大の原因が放火であるのは事実であるが、秋田市で特に放火が多いわけではないはずだし、秋田ではストーブの誤った扱いによる火災も少なくない。そうしたことも訴えるなど、複数の内容の表示を設置したり、何かキャラクターでも描くとかすれば、市民に興味を持って見てもらえそうなのに。
光を反射する加工をすれば、車がぶつかって消火栓を壊されるのを防止できるとか、まだまだ工夫の余地はありそうでもある。せっかくやるなら、もっと検討してほしかった。
これにより、竿に旗がついた消火栓はほとんど見なくなった。(皆無ではなくごくたまにある)
【14日追記】「放火に注意」表示板がない、棒(白くて先端が赤い)だけが立っている消火栓もちらほら存在する。
【11月28日追記】この後、11月28日に、規格は同じで片面が別の文言(以前の旗と同じく、住宅用火災警報器の周知で業界団体名義)のものが設置されたのを確認。色使いは放火注意と似ているので、旗の代役が務まるのかは、引き続き疑問。この記事にて。
●秋田大橋
県道56号線が雄物川を渡る秋田大橋。
現在の橋は2001年に架け替えられ(当時は国道7号線だった)、2003年に県道となっている。
架け替え時に両岸の橋のたもと周辺が整備され、先代の橋や雄物川についての資料などが設置されている。
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茨島側のたもと上流側には、大きな看板が設置されていた。ケーブルテレビのライブカメラの映像にも映っている。
透明な板に白でイラストというか図を描いたもので、見にくかった。たしか昔の川の流域の地図みたいなのだったような気がする(自信ありません)。
それが、3月中旬頃になくなったのに気付いた。
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10年強で撤去とは、ちょっと短い。
この看板って、誰が管理しているんだろう。道路の一部だとすれば県だろうし、河川の一部だとすれば国土交通省だろうけど。設置したのは、(建設時は国道だったので)建設省→国土交通省に間違いないだろう。
風雪が強い場所に、(金属製に比べて)弱そうな材質のでっかい看板を設置したのが悪いのか、その後の管理が悪いのか。