2月と3月の訪問で見た、青森のテレビから。
以前、青森テレビ(ATV。TBS系列)のマスコットキャラクター「山田じん子」が、同局の画面右上のウォーターマークに使われているのを紹介した。
(再掲)
その時は、青森放送(RAB。テレビは日テレ系列、ラジオ兼営)のマークは意識しなかったが、今年2月にはこのマークになっていた。
リンゴ!
RABのマスコットキャラクター「らぶりん」。リンゴとハートがモチーフで、開局50周年の2003年に作られたそうだ。
なお、青森朝日放送(ABA)は、オーソドックスは「ABA」ロゴだけ。凝ったマークは目障り。これで充分じゃないでしょうか。
ということで、RABは今年開局60周年。こんなスポットが流れていた。
「瞬(とき)をつないで60年」
この画面では、「開局」ではなく「創立」60周年としている。(「ラジオ青森」としての会社設立もラジオ放送開始も1953年)
ちなみに、秋田放送(ABS)、IBC岩手放送もそれぞれ今年で開局60周年。この2社は「開局」を使っている。
RABと関係の強い新聞社「東奥日報(とうおうにっぽう)」は、今年で125周年だそうで、2社で「大哺乳類」なるイベントを開催している。その告知スポットでは、
青森放送創立60周年・東奥日報創刊125周年
ここでも青森放送は「創立」表記なのに対し、東奥日報は「創刊」を使っている。東奥日報も会社設立と創刊は同年。
「創立」と「創刊」組み合わせが、不揃いだと思う。 「開局」と「創刊」にするか、両社とも「創立」にするべきではないでしょうか。
東奥日報のキャラクターは「福ロウ」というらしい。
新聞社と密接な関係にある放送局では、新聞社名を冠したニュース番組を放送していることが多い。地方局では5分程度のローカルストレートニュースによくある。
と言っても、実際に新聞社と放送局がいっしょに取材しているわけではないようだ。新聞社と通信社、地方局とキー局との関係、それに新聞とテレビというメディアの違いがあるわけで気安く共同取材もできず、名前だけの協力関係ということだろう。
【2014年1月1日追記】ただし、秋田魁新報の休刊日前日の告知では、休刊中のニュースについては自社サイトのほか、ABSのテレビ・ラジオ、FM秋田の「「さきがけニュース」でお伝えします。」としている。
北東北3県の新聞社名を付けたテレビのローカルニュースのタイトル映像を比べてみる。地デジ化に合わせて作り直したこともあり、今は各局とも動画のCGを使っている。
秋田の「さきがけABSニュース」
電子番組表とホームページでは「さきがけ・ABSニュース」という番組名。
「ABS」は正式なロゴだけど、「さきがけ」はそうではないし、ABSより目立たない文字。ただし、動画では最初に大きく「さきがけ」の文字が出現する。
「岩手日報IBC NEWS」
電子番組表は「岩手日報IBCニュース」。
こちらは「岩手日報」のほうが大きい。
やはり「IBC」は正式なロゴ。「岩手日報」は独特の文字だけど、正式なものではなさそう。
そして、
「東奥日報ニュース」
電子番組表は不明。
こちらは番組名に放送局名が入らず、「制作 青森放送」とテロップが入る。「番組名の“東奥日報”は名前だけ、作ってるのはRABです」と主張しているのだろうか。
「東奥日報」の文字は、朝刊の題字を横書きにしたものだから、正統派。(夕刊の題字は横書きだけど、書体がまったく違う)
青い帯に小さく「The TooNippo News」とある。
民放は各社違って当然だし、地域性を感じる楽しい差で済むけれど、個人的に気になるのがNHKのローカル天気予報。
得られる情報が、放送局(県)によってだいぶ違うのだ。どちらも雪国である秋田局と青森局を比べれば、青森のほうが的確な(視聴者の知りたい)情報を提供してくれていると思う。これについては、いずれまた(リンク先後半)。
※過去の関連記事(静岡と岩手)
以前、青森テレビ(ATV。TBS系列)のマスコットキャラクター「山田じん子」が、同局の画面右上のウォーターマークに使われているのを紹介した。
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その時は、青森放送(RAB。テレビは日テレ系列、ラジオ兼営)のマークは意識しなかったが、今年2月にはこのマークになっていた。
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RABのマスコットキャラクター「らぶりん」。リンゴとハートがモチーフで、開局50周年の2003年に作られたそうだ。
なお、青森朝日放送(ABA)は、オーソドックスは「ABA」ロゴだけ。凝ったマークは目障り。これで充分じゃないでしょうか。
ということで、RABは今年開局60周年。こんなスポットが流れていた。
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この画面では、「開局」ではなく「創立」60周年としている。(「ラジオ青森」としての会社設立もラジオ放送開始も1953年)
ちなみに、秋田放送(ABS)、IBC岩手放送もそれぞれ今年で開局60周年。この2社は「開局」を使っている。
RABと関係の強い新聞社「東奥日報(とうおうにっぽう)」は、今年で125周年だそうで、2社で「大哺乳類」なるイベントを開催している。その告知スポットでは、
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ここでも青森放送は「創立」表記なのに対し、東奥日報は「創刊」を使っている。東奥日報も会社設立と創刊は同年。
「創立」と「創刊」組み合わせが、不揃いだと思う。 「開局」と「創刊」にするか、両社とも「創立」にするべきではないでしょうか。
東奥日報のキャラクターは「福ロウ」というらしい。
新聞社と密接な関係にある放送局では、新聞社名を冠したニュース番組を放送していることが多い。地方局では5分程度のローカルストレートニュースによくある。
と言っても、実際に新聞社と放送局がいっしょに取材しているわけではないようだ。新聞社と通信社、地方局とキー局との関係、それに新聞とテレビというメディアの違いがあるわけで気安く共同取材もできず、名前だけの協力関係ということだろう。
【2014年1月1日追記】ただし、秋田魁新報の休刊日前日の告知では、休刊中のニュースについては自社サイトのほか、ABSのテレビ・ラジオ、FM秋田の「「さきがけニュース」でお伝えします。」としている。
北東北3県の新聞社名を付けたテレビのローカルニュースのタイトル映像を比べてみる。地デジ化に合わせて作り直したこともあり、今は各局とも動画のCGを使っている。
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電子番組表とホームページでは「さきがけ・ABSニュース」という番組名。
「ABS」は正式なロゴだけど、「さきがけ」はそうではないし、ABSより目立たない文字。ただし、動画では最初に大きく「さきがけ」の文字が出現する。
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電子番組表は「岩手日報IBCニュース」。
こちらは「岩手日報」のほうが大きい。
やはり「IBC」は正式なロゴ。「岩手日報」は独特の文字だけど、正式なものではなさそう。
そして、
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電子番組表は不明。
こちらは番組名に放送局名が入らず、「制作 青森放送」とテロップが入る。「番組名の“東奥日報”は名前だけ、作ってるのはRABです」と主張しているのだろうか。
「東奥日報」の文字は、朝刊の題字を横書きにしたものだから、正統派。(夕刊の題字は横書きだけど、書体がまったく違う)
青い帯に小さく「The TooNippo News」とある。
民放は各社違って当然だし、地域性を感じる楽しい差で済むけれど、個人的に気になるのがNHKのローカル天気予報。
得られる情報が、放送局(県)によってだいぶ違うのだ。どちらも雪国である秋田局と青森局を比べれば、青森のほうが的確な(視聴者の知りたい)情報を提供してくれていると思う。これについては、いずれまた(リンク先後半)。
※過去の関連記事(静岡と岩手)