広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

郵便局へ2つの要望

2015-01-05 22:53:21 | その他もろもろ
新年に関する日本郵政グループのお話2題。

新年といえばカレンダー。
ここ数年、重宝しているカレンダーがある。
郵便局・ゆうちょ銀行のカードサイズの半年カレンダー
本来は名刺入れや定期入れにでも入れるのだろうが、これをパソコンのディスプレイの縁に張っている。
パソコンでもカレンダーは見られるし、横の壁にもかかっているけれど、目の前で長期間のカレンダーが瞬時に分かるのがなかなか便利。
同じところが配るカレンダーであっても、年によってデザインが微妙に違って戸惑うこともあるが、このカードカレンダーは毎回ほぼ同じなので、違和感なく使い続けられる。

裏面にはゆうちょATMで使うことができる提携先の金融機関名のロゴが6行ずつ入っている。毎回違う銀行などが出ているが、広告料を取っているだろうか?
秋田でもらったものでも「京都銀行」「佐賀共栄銀行」なんかもあるので、全国共通で作っていると思われる。

このカレンダーは、少なくとも秋田では、郵便局内のATM(=局外設置のATMでは見たことがない)の脇に箱に入って置かれ、自由に持っていける形式で配布される。
他のカレンダー同様、年の前半分は前年12月、後半分は6月には置かれていたと記憶している。

ところが、昨2014年の後半分は、どの郵便局でも6月末ギリギリだったか7月頭だったか、かなり遅い時期になってやっと置かれた。後半分は作るのをやめてしまったのではないかと、心配したほど遅かった。
そのせいか、以前ならば早期になくなっていたカレンダーが、秋口になってもまだ残っていた郵便局があった。

そして2015年。
12月末の段階では置いている局には遭遇しなかったし、今日行った局にもなかった。
いくらなんでも遅すぎる。ほんとうにやめちゃったの?

【1月15日追記】秋田銀行が、ほぼ同サイズに1年分のカレンダーを入れたもの(カードローン「SMART NEXT」の広告)をATMコーナーに置いていたので、もらってきた。前年中から配っていたようで、残りわずかだった。
12か月分だから郵便局のより小さくて見づらいし、ラミネートされていないので紙がぺらぺらだけど、これを使わせてもらいます。

※2015年10月下旬、秋田通町郵便局のATMコーナーに、2016年のカードサイズのカレンダーが5枚くらいだけ、ケースにも入れずにぽんと置かれていたので、いただいた。
サイズ以外は従来と異なる点が多い。ラミネートされていないような厚紙で、縦位置。両面に半年ずつが配置されている。上半期は下に赤い帯があり「郵便局」と白抜き。下半期は黒い文字で通町局の名称と電話番号が印字されている。
他の特定郵便局では見かけない。通町郵便局独自に作って窓口などで配り、ちょっとだけATMにも置いたのだろうか?
数字が大きくて見やすいけど、縦づかいだとディスプレイの下ではちょっとジャマになりそう。


もう1つ。
郵便局の新年といえば、年賀状。

虚礼だとする向きもあるが、年に1度、縁がつながる人どうしで、個性や気持ちを伝え合える日本の文化だと思う。嫌悪する人も多いという家族写真入りだって、その人の暮らしぶりが垣間見えていいものだと思うのだけど。
ただ、年賀状は、正月(年明け後)に直接家を訪ねてあいさつ回りしていたものの代替として始まったもの。専用の年賀はがき(または年賀切手)を購入し、前年のうちに翌年正月を“装って”書いて投函するというのは、元日に配達するのに間に合わせるという郵便局側の都合に合わせさせられているとも言える。

パソコンやインターネットの普及で、年賀状事情も変わった。
元日の配達枚数は6年連続で減少しているという。
今は、ネット上であいさつを済ませる人が増えて年賀状を使う人が減っているためだが、15年ほど前は少々違ったのをご記憶だろうか。
2001年の正月だったと思うが、インクジェット用年賀はがきが品薄となり、あちこち探しまわったとか、あきらめて普通のはがきにしたという人が続出したものだ。
※ここでいうインクジェットはがきとは、光沢のないタイプ。1997年に「コート紙」という名で、全発行数の5%弱・2億枚を発売。翌年からインクジェット用と改称し、徐々に割合が増えていった。
当時はネットはそれほど普及しておらず、年賀状作成装置としてパソコンが大活躍していたわけだ。

それ以前も含めて、年が明けると年賀はがきは売り切れることも多く、年末に出さなかった人から届き、やむなく普通はがき(私製はがきや通常の官製はがき)で返信した経験もある。(当時はくじ付き年賀切手もなく、相手に申し訳ない気がした)
※そういえば、昔は郵便局で売っている切手が印刷されたはがきを「官製はがき」と呼んでいた(広義には年賀はがきも含まれるだろう)。ところが郵政民営化後は「官」製ではなくなったわけだから、「郵政はがき」の呼称が用いられているようだ。中には「郵便はがき」と称する場合もあるが、それだと私製はがきも含まれてしまう。

それが近年は、年明けでも余裕でインクジェット用年賀はがきが手に入る。時代は変わったものだ。


年賀はがきでひとこと言いたいのは、日本郵便の売り方。
昨年末~今年こんな経験をした。
・例年そうだが、12月中旬頃に商業施設や秋田駅前大屋根下などで、日本郵便社員が机を置いて年賀はがきを販売していた。「出張街頭販売」とでも言うのだろうか。秋に開店したマックスバリュ泉店にも来ていた。あまり足を止める人はいない。
・年末に年賀はがきが足りなくなることに気付き、追加購入が必要になった。12月30日に買い物ついでにマックスバリュ泉店の出張販売で買おうと行ってみると、出張販売は出ていなかったので、あきらめた。(後で分かったが、サービスカウンターで売っていたらしい…。近くには秋田菅野郵便局もある)
・正月になって、やっぱりどうしても必要になった。セブン-イレブンで売っているだろう(ポイントはたまらないがnanacoで買えるし)と行ってみると、絵が印刷された既成品がわずかに残るだけで、無地は売り切れ。中央郵便局まで行って購入。(中央郵便局は元日も昼間は通常窓口が開き、時間外窓口も24時間対応)

年末ギリギリは局内での配達の準備とか、社員の労働時間とかがあるのは重々承知している。
だけどお客のためを思うのならば、年賀はがきが急に必要になる人が多く、休業したり在庫が減ったりする市中小売店が増える年末年始こそ、郵便局(日本郵便会社)ががんばって売るべきだ。
年末年始も街頭販売を続けるとか、手続き上面倒だろうけど「在庫減ってませんか? 補充しますよ」と各コンビニを巡るとか。

一昨年は、郵便会社社員に年賀はがきのノルマが課せられ、達しない分を自腹を切って購入する(そして金券ショップへ転売する)「自爆営業」が横行していることが問題になった。我が家でもどうせ買うならと、知り合いの社員を通して買っているが…
これもなんだかおかしい。力の入れどころが間違っている。
日本郵政グループのお偉いさんとか、郵政をどうこう言う政治家の皆さんは、末端で右往左往させられている社員と顧客がいることはご存知だろうか。


※次のアップは週末になるかと思います。
コメント (2)
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千秋公園ナニコレ/正月ツリー 他

2015-01-03 00:07:32 | 秋田の季節・風景
あけましておめでとうございます。2015年もどうぞよろしくお願いします。

大荒れの年始となる予報が出され、全国的には西のほうで雪が積もったり、弘前など青森や秋田県の内陸部でも平年以上の積雪になり、除雪中の事故が多発したりしている。
幸い、秋田市は積雪、気温、風とも平年並みかやや厳しい程度で、秋田市としては「穏やか」と表現しても差し支えがなさそうな、いつものお正月になった。
1日も2日も、積雪は15センチほど、最低気温マイナス2度台、最高気温0度前後。幹線道路は雪がなく、それ以外は圧雪状態。

前も書いたと思うけど、平年値というのは過去30年間の平均。僕が子どもだった30年少し前の冬は、現在と似た気候だった気がする。平成に入る少し前あたり(28~29年前)頃から、雪のない正月が増えたと思う。
今が異常気象なのか、少し前が異常で今は元に戻ったということなのかは分からないけれど。


大みそかに撮影した、秋田市中心部の風景を少々。
千秋公園本丸から二の丸・胡月池と秋田駅東側の街並み
穏やかな天候だったけれど太平山は見えず。
胡月池のほか、外堀なども表面は凍結している。※上に乗ったら割れます。

公園内の低木は、積雪で折れない対策「雪囲い(冬囲い)」が施されている。上の写真で写っているツツジ類は雪吊りがされているが、単に縄で縛ったものもある。そっちのほうが手軽だし、効果も変わらないはず。
だけど、
ぐにゃ
ツツジの樹冠(と呼んでいいのかな?)をぐるりと縄で巻いているのだが、向かって左側で縄が緩み、そこに雪が積もって形が崩れてしまっている。
この程度では枝が折れることはないとは思うが、巻き方が甘かったのかな。

正月は公園内にある2つの神社への初詣で賑わっている。1日の明徳小学校前の坂は、坂の下まで車の列ができていた。
大みそかは、歩く人もまばらだけど、旅行客みたいな人もちらほら。
主要な階段は除雪されたり、坂に砂がまかれたりしており、意外に雪対策がされていた。ただし、滑る所やぬかるんでいる所もある。


さて、二の丸広場の南側、秋田市佐竹資料館の前にこういうモノがあるのをご存知でしたか?
雪が積もって分かりにくいですが中央奥
植え込みの周囲の平らな場所がロープで囲まれ、「お願い 囲いの中に入らないでください。」と表示が出ている。
昔からこうなっていたのは知っていたが、あまり気に留めないでいた。
何これ?
昨年12月24日に、テレビ朝日「ナニコレ珍百景」の特番が放送された。
最近の特番では、各系列局が推薦・VTR製作した珍百景が放送されることがある。
青森朝日放送と秋田朝日放送は、3時間特番の最後近くに満を持して登場。

青森は、弘前市石川(大渕ヶ鼻城=大仏公園?)から弘前城へ通じる8キロの抜け穴があるという「弘前城への抜け穴伝説」。
穴は途中で埋もれていて、結局は山の反対側へつながるだけだったそうだ。珍百景認定されず。

秋田からは、この千秋公園の「謎の立ち入り禁止」。
「この囲いの中には歴史的価値のある井戸が残っているのだが、公園を整備した際に高さの関係で地中に埋めたため、地盤が落ちる可能性や井戸に傷がついたりといった、万が一の事態が起きないように立ち入り禁止にしているそう。」
ということだった。
「公園を整備」というのは、明治時代とかのことだろうか?

特番のVTRでは、ご当地に関係するタレントが出演するなど凝った作りにする局が多く、AABも生駒里奈と落語家(仙北郡出身の柳家さん若)が出て、説明するためと称して大森山に落とし穴を掘るなど大掛かりだったが、かえってそれがくどくてマズかったのか、珍百景には認定されなかった。
スタジオの珍定委員からは、「(立入禁止にしている理由を)ちゃんと表示すればいいのに」という声が出た。

気に留めていなかったことが、こういう事情だったことを知ってためになったけれど、たしかにこの表示では何が何だか分からない。
市民や観光客に興味を持ってもらうためにも、工夫すればいいのに。



この記事後半で少し触れた、エリアなかいちの商業施設をリニューアルした「@4の3(アットヨンノサン)」。
県立美術館からイルミネーションが続き、@4の3入口には、
大みそかなのにクリスマスツリー?!(暗く写っています)
かつてのフォンテや公営駐車場では、年が明けてもクリスマスツリーを飾っていたけれど、ここも?
そうではありません。
「迎春」
クリスマスツリーだったものを、クリスマス後に「正月ツリー(?)」に“改装”していたのだった。
なるほどね。若干、ムリがあるような気がしなくもないけれど、努力は評価しましょう。
※翌シーズン(2015年末)は正月ツリーにはならずに、クリスマスが終わると撤去された。


2014年も残りわずかとなった、大みそか17時過ぎの広小路を走る観光バスは、
木内前に「Kintetsu」!
彼の有名な近畿日本鉄道のバス!? 前も秋田市内で1度見たことがあったが、はるばる秋田まで、しかも雪道を、しかも大みそかにいらっしゃるとは!

ただ、「名古屋」ナンバー。
調べたり、写真で社名表記を拡大してみると「名阪近鉄バス」の車だった。

大阪の近畿日本鉄道の直接の子会社ではなく、近鉄グループの三重交通の傘下の企業だそう。近鉄本体からすれば孫会社か。三重交通は、すぐ隣りの名古屋周辺の愛知県内にも営業拠点を持つ。
以前記事にしたように、三重交通は三重いすゞもグループ企業ではあるが、いすゞ以外の車両も入れていて、この車は日野セレガだった。
(学生の遠征とかではなく)一般の旅行客っぽいお客さんたちが乗っていたみたいだけど、この後、どこで年を越したのでしょう。
コメント (2)
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