


昨日はドライブには生憎の天気。

といっても行先は横浜黄金町で、
しかも野郎二人

そう綴ると、ある世代迄の方は
大いなる誤解を招くだろう。
青線からの流れを汲む、
「あの黄金町」が全て消えた
とまでは言わないけれど、
近年はARTの街を標榜し、
若い芸術家の育成に努めている
・・・らしいですよ。
それはさておき。明日七日(月)は
アトリエ・センターフォワード第九回公演
『プロペラとスカーフ』の稽古初日。
その準備のため倉庫に出向き、
稽古場に必要な机や椅子、
パンチカーペットに工具、塗料などを
2トントラックに積み込み、
豊洲のホームセンターで材木やテープ類を
買い足して、最後は渋谷ってルートを
主宰の矢内文章と辿るの巻でした。

さて倉庫は黄金町のマンションの一室。
マンションと言うと響きが良いが
近年中の取り壊しの決まっている
古い物件で住人は少なく空室がかりの、
ある意味「雰囲気のある物件」。

その部屋は土足で出入りするし、
トイレの配管は外されているし、
完全な「物を置く場」になっていた。
思えば大きな老舗の劇団から
若い小さな集団までが、芝居のための
色々なものを納める場所を、
あの手この手工夫したり
工夫しきれなかったりしている。
例えば僕の居た東演は、
遥か山梨県の大月市に倉庫を持つ。
やはり都内は金額的に厳しいので
埼玉や栃木等近郊に所持する劇団が多い。
これらは巨大な容積が必要な老舗。
成長株はレンタル収納スペースや
実家の嫁いだ姉の部屋などに
衣装や小道具、大道具を保管。
話を戻す。
移動の間に『プロペラ』の制作会議や
次回以降の構想など語りつつ、
作業は夕刻に無事終了して上野へ。
江古田から2011年移転したストアハウスを
ようやく覗くことができました。

アトリエ・センターフォワード
『プロペラとスカーフ』
作・演出/矢内文章
11/15(金)~25(月)、シアター風姿花伝
http://centerfw.net/