麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

支線の旅

2013年10月13日 | 身辺雑記
小島新田駅近くの病院へ見舞に行った。

小島新田と聞いて、間髪入れずに
「京急大師線の終点ね」と答えらるのは、
川崎市南部の人と鉄道好きの人くらいか。

僕はその、川崎南部の産なのだが、
二歳にはもう北部に引っ越したから、
小島新田どころか大師線全体の印象が薄い。
大師線とゆぅくらいだから
正式名称「平間寺(へいげんじ)」、
一般的には「川崎大師」と親しまれる
名刹を通る支線だ。

その僅か七駅の短い路線は大工事中だった。

どの駅も仮設のホームで、六年後の
連続立体交差事業の完成を目指していた。


上は川崎駅前の「天龍」
「まずい」を逆さにした暖簾がトレードマーク。

遠い昔は入るのに勇気のいるほど
小汚ないたたずまいだったけど、
今じゃ川崎駅周辺に複数店舗出すほど
繁盛していて、老舗の貫禄充分だ。

ここでラーメン(420円)と餃子(290円)の
遅いお昼を済ませて、バス移動。

一仕事終えたあと川崎駅まで戻るのに
バス路線の半分弱を歩く気分になった。

十五年程前に稽古でよく訪れた
思い出の場所に寄るために。
……今は取り壊されて
神奈川県警川崎署が移転して来たのは
知ってたのだが。ふと思い立ち。
ちょいとノスタルジー

ここまで来ちゃえば、目の前は
JR南武線の支線と京急本線の八丁畷駅。

前者は、僅か二両。
駅は尻手、八丁畷、川崎新町、浜川崎
たったの四つきりだ。

結果「支線」を乗り継ぐ旅になった。
その道中、街のあちこちに
市長選の看板を見た。

川崎市民は、未来にどんな「視線」を
描いて首長を選ぶのだろうか・・・。
見舞った男は「死線」さまようことなく
元気だった。手術の成功を祈る。
コメント
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