麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

黄葉、昂揚、効用

2014年10月30日 | 制作公演関連
十月も残り僅か。
あさってには龍潜月になる。

十一月。
異名として有名なのは「霜月」。
寒い時節を見事に表現している。

去り行く建亥月に僕は、J-Theater、
ピタパタ、アトリエ・センターフォワード、
劇団櫂人。と、まさしく芝居三昧。
つまりは劇場の中に籠りがちで、
秋を感じぬまま夏から冬に
一足跳びしたような感覚だ。

そして本日、遊戯空間の顔合わせ。
全段通しリーディング『仮名手本忠臣蔵』。
嗚呼、気分は年末・・・。

ただ。初演、再演に続き三年目となる
今年は諸事情により師走ではなく
来月末26日、27日の上演となる。
場所はかわらず浅草・木馬亭

今回【初参加】は、
山谷勝巳、柳鶴英雄、加藤亮佑、
藤巻るも。

昨年に続き【二年連続】となるのが、
をはり万造、坂詰貴之、観世葉子、
神保麻奈。

そして【不動の皆勤】の七士が、
佐々木梅治、篠本賢一、渡辺聡、
大沢一起、丸本育寿、渕野陽子。

以上、四十七人には、ちと少ない
十四人の俳優で臨む三演目は、
どんな化学反応を起こして、
お客様に迫ることができるだろうか。
一堂に会すのが楽しみだ。

※※※

元禄の志士は「忠臣」だが、
僕はまったく不忠者で、
父の一周忌と公演本番が重なり
前者を欠席した。
芝居が一区切りついたので
火曜日、線香をあげに実家に行った。

川崎のはずれは多摩丘陵に掛かり、
そこには秋の色合いが深かった。



※※※

おまけ。
古代中国では北斗七星の取っ手が
指す方角から月名を呼んだ。
陰暦十一月、真下を指すので
十二支の最初「子(ね)」を冠して
建子月、以降順に建丑、建寅となり、
十月が「建亥月」
コメント
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