麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

スタンピードしようぜ!の、4

2015年11月07日 | 制作公演関連
野球の「プレミア12」が明日開幕する。

侍ジャパンは45名の候補選手から
ロースター28名が選出された。

怪我等で一部変更があって……
若干「地味め」の日本代表なイメージだ。
特に内川、柳田を欠いた外野手は
やや心もとなくもない(^_^;)

その翌日、月曜日に幕を開けるのが
J-Theater『東京スタンピード』
(下北沢・小劇場B1)

オーディションで選ばれた若き役者達が、
稽古の中で更にしのぎを削り
当初あった役や場面がカットされ
涙を飲んだ者も多数いる闘いの場だ。

けれど若人よ、この涙を力にして
一歩ずつ前へ進むのだ

さて。小久保ジャパンのキャプテンは嶋。
強化試合第二戦でサヨナラヒットを放ち、
本戦での活躍が期待されるが。

『東京~』におけるキーマンは長瀬充男だ。

演出の宇井はJ-Theaterでは過去に二本
作品を紡いでいるが、その二本ともに出演、
かつ「前説」を務める「秘蔵っ子」は
今回オーディション組の中でただ一人
要の「一役」を射止めた。

ほぼ出突っ張りの主人公・伊沢を演じる
上田実規朗や、
その元恋人で、ヒロイン役の竹田りさ、
昭和の喜劇王・植木等に扮する嶋崎靖ら
先輩たちと肩を並べての重要な人物
「イレイザーヘッドの男」に挑みつつ、
演出助手として稽古を円滑に回す
八面六臂の活躍が求められるポジション。
その過酷な仕事を、実によくこなした。

群衆劇だけに個について書きたくなかったが、
書かずにはいられない頑張りだった。
って、本番はこれからだが

その本番での見所のひとつがスネア。

本作には、演劇につきものの音響がない。
舞台上にパーカッショニストの小林円がいて、
しかも数多くの打楽器で彩るのではなく、
スネア一発で作品にリズムを刻む。

スネアは小太鼓。

いよいよ明日は最後の稽古。
「集団暴走」が演劇シーンを揺さぶる。
コメント
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