麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

スタンピードしようぜ!の、3

2015年11月02日 | 制作公演関連
これまで『葉っぱのフレディ』や
『たれぱんだ』などのアニメ作品や
廃校となる学校の姿を精緻なタッチで描いた
実写映画『校歌の卒業式』など、
優しいドラマを紡いできた宇井孝司
~J-Theaterにおいても過去二作品は
『風に立つライオン』『祈り三部作』と
ヒューマンな朗読劇で涙を誘ってきた~
が自ら選択して、サスペンスタッチの
人間が狂気に走っていく『東京スタンピード』を
舞台化するという《事件》を企てた!

宇井が古くからよく知る俳優との
久々の仕事あり、新しい出会いあり……
総勢十九名とまさしく「群集劇」を創出する。



豊島区主催の『池袋わが町』の主人公をはじめ
本作のあとにもミュージカルの主役を控える
上田実規朗がテレビ局ディレクター井沢を演じる。
作者・森達也が投影された役と思われる、
『東京スタンピード』の中心となる人物。

友人で実在の映画監督でもある黒沢清には
寺本匡利。ミュージシャンから俳優に転じ
最近は声優としても活躍。
そして植木等には嶋崎靖。
前段書いた宇井とは旧知の俳優だ。
元風貌劇場主宰は、最近「ちんどん」で
世界を駆け回ってもいる。

ヒロインにはJ-Theater常連の一人・竹田りさ。

さらに宇井の秘蔵っ子ともいえる
木部陽一郎、山田まいこ、吉岡沙知ら
若手たちが、さらに若いオーディション組と
前述したベテラン陣とを繋ぐ役割を担う。



本番まで十日を切った昨日の稽古には
パーカッションの小林円が顔を出し、
いよいよ仕上げの段階だ。

J-Theater日本人作家シリーズ
朗読劇『東京スタンピード』
(原作/森達也、構成・演出/宇井孝司)
11月9日~11日、小劇場B1

10日19時の終演後には作者の森氏との
アフタートークも予定。

前売2800円、当日3000円

戦慄の近未来・・・七年前に書かれた
2014年の物語は「フィクション」だった筈、
だが、まるで預言書のように我々に迫る!!
コメント
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