ずいぶん長く雨が降ったので、
夜空がとてもとても澄んでいた。
そんな昨日も『近代能楽集』は稽古。
そういえば、二人の小林が演出する
J-Theaterについて書くのは久しぶりだ。
稽古は順調に進んでいます。
拓生組、七緒組どちらも。
雨を恵みに緑が成長するように。
さて、拓生組は吉祥寺から
勝どきに場所を移しました。
七緒組は早稲田に、どっかと腰を据え
「班女」と「熊野」。
ちなみに熊野は「ゆや」と読みます。
一方の「班女」と「邯鄲」も
流山児★事務所のご好意で
アトリエに何度かお邪魔しますが。
3月27日。開花宣言はしたものの
桜の花はちぢこまったまんまの
東京。その海に臨む街・勝どき。
私は池袋在住なので有楽町線の
月島駅で降りて、歩きます。
幹線の清澄通りを行くのだけれど。
チェーン店と公共施設が点在し、
バスやタクシー、トラックなどが
往き交うその大通りと並行して、
西仲通りも勝どきまで伸びています。
錦、もへじ、もん吉、バンビなどなど
もんじゃ焼きの店が軒を連ねる
通称「もんじゃストリート」。
広くはない通りは、近年整備され、
古き良き頃の情緒は消えたけれど、
反比例して人の姿は絶えません。
そんな「観光地」と清澄通りが
500Mほどパラレルしている。
100Mに満たない距離の、けれど
その景色は余りにも異なっています。
二人の演出がそれぞれに紡ぐ
こたびの『近代能楽集』と、
それはどこか似てなくもない。
昨夜は「班女」には間に合わず、
米川が次郎を担う「邯鄲」を見た。
そうそう。
拓生組は「班女」「邯鄲」ともに
一部ダブルキャストを敷いている。
昔むかし。
私が小劇場から新劇に立ち位置を変える
きっかけにも結果なる舞台『無頼』の
ヒロインもダブルだったな~。
対照的な女優で。
だから、仕上がった芝居も違っていた。
一人は今東北に暮らし、一人は九州。
こんなところまで両極だ。
ともに関東の出身で帰郷ではない。
好いた男が北と南だったのである。
それはそれとして。
『近代能楽集』も様々な味わいを
提供する8ステージになるはずです。
夜空がとてもとても澄んでいた。
そんな昨日も『近代能楽集』は稽古。
そういえば、二人の小林が演出する
J-Theaterについて書くのは久しぶりだ。
稽古は順調に進んでいます。
拓生組、七緒組どちらも。
雨を恵みに緑が成長するように。
さて、拓生組は吉祥寺から
勝どきに場所を移しました。
七緒組は早稲田に、どっかと腰を据え
「班女」と「熊野」。
ちなみに熊野は「ゆや」と読みます。
一方の「班女」と「邯鄲」も
流山児★事務所のご好意で
アトリエに何度かお邪魔しますが。
3月27日。開花宣言はしたものの
桜の花はちぢこまったまんまの
東京。その海に臨む街・勝どき。
私は池袋在住なので有楽町線の
月島駅で降りて、歩きます。
幹線の清澄通りを行くのだけれど。
チェーン店と公共施設が点在し、
バスやタクシー、トラックなどが
往き交うその大通りと並行して、
西仲通りも勝どきまで伸びています。
錦、もへじ、もん吉、バンビなどなど
もんじゃ焼きの店が軒を連ねる
通称「もんじゃストリート」。
広くはない通りは、近年整備され、
古き良き頃の情緒は消えたけれど、
反比例して人の姿は絶えません。
そんな「観光地」と清澄通りが
500Mほどパラレルしている。
100Mに満たない距離の、けれど
その景色は余りにも異なっています。
二人の演出がそれぞれに紡ぐ
こたびの『近代能楽集』と、
それはどこか似てなくもない。
昨夜は「班女」には間に合わず、
米川が次郎を担う「邯鄲」を見た。
そうそう。
拓生組は「班女」「邯鄲」ともに
一部ダブルキャストを敷いている。
昔むかし。
私が小劇場から新劇に立ち位置を変える
きっかけにも結果なる舞台『無頼』の
ヒロインもダブルだったな~。
対照的な女優で。
だから、仕上がった芝居も違っていた。
一人は今東北に暮らし、一人は九州。
こんなところまで両極だ。
ともに関東の出身で帰郷ではない。
好いた男が北と南だったのである。
それはそれとして。
『近代能楽集』も様々な味わいを
提供する8ステージになるはずです。