麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

礫の礫のメダル

2018年03月02日 | 制作公演関連
平昌五輪閉幕から何日経ったろう……。

「一番以外はビリと同じ!」を
励みにして金メダル二つをゲットした
高木菜那は、5000Mで12位、
つまりは最下位に終わっており、
まさに一等賞以外はビリを体言した。

さて、そんな彼女は帯広南商業から
日本電産サンキョーに入社。
かたや。
同校から専門学校と養成所を経て
役者の道に進んだのが川邉史也。

彼は今、遊戯空間の稽古中だ。

ちなみに。
ただの同窓生ではなく、学年も一緒。
商業高校や普通科公立高校に
ありがちだが女子クラスがあり、
菜那は三年間「女クラ」ゆえに
クラスメートにはならなかったそう。

ちなみのちなみに。
妹の美帆はもちろんのこと、
陸上スプリントの女王・福島千里も
四つ上の卒業生だ。



遊戯空間公演
詩×劇『つぶやきと叫び~
礫による礫ふたたび』には、
もう一人、道産子がいる。

佐々木梅治は北見出身。
そう、いわずもがな「そだねー」の
カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」が
拠点を置く、北海道東部の街。

北見といえば「ハッカ」。
最盛期には世界シェアの、
なんと七割を誇った一大産業だが、
若者には馴染みがないだろうか。

「スーっとするやつ」である。

「ニホンハッカ」がハッカ(薄荷)、
「セイヨウハッカ」がペパーミント。
メントール成分を有する植物で、
香料等に用いられる、あれ

北見市と常呂町など三町が合併し
新しい「北見市」となったのは
12年前の2006年のこと。

同年トリノにカーリングで出場。
アイドル的な存在だったのが、
マリリンこと本橋麻里だ。

その「チーム青森」の中心選手・
小野寺歩、林弓枝が去ったのち、
新スキップの目黒萌絵とともに
2010年バンクーバーでは、
リーダーとして「青森」を牽引。

大会後、五輪のメダルを掴むべく
新チームを立ち上げたのが地元。
「LS北見」=「コロ・ソラーレ」を
逞しく育て、ついにソチで悲願達成。


カーリング自体の技術強化に加え、
笑顔を絶やさないメンタル面や、
それらと密接に関わる資金獲得等、
プロデューサーとしての手腕は
金メダル級と言わざるを得ない。
そして。
自らのキャリア・マネジメント、
そのものも「驚愕」の一語

そんな彼女に負けない「物語」を
今、『つぶやきと叫び』は構築中。

昨日は音楽隊も参加しての稽古。
本番まで、まだ三週間ほどある中、
着実にパンプアップされている。

突然「筋肉用語」を織り込んだのは、
かなりハードな動きを網羅した作品
であることに加えて・・・
川邊の趣味がジム通いで、昨夜も
稽古を終え、喉を潤す組を横目に
颯爽と自転車にまたがり、
筋トレに向かったからである。

川邊、那奈に負けるな!

唐突だが、福永奈津美、
マリリンに似ているぞ!!
コメント
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