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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

五弦と音響も来たエレクトラ

2018年10月02日 | 制作公演関連
日本演出者協会の企画と
台風が過ぎ去り、M.B.Eの稽古場へ。



『喪服の似合うエレクトラ』は
着々と稽古を進行しております。

10月1日は、生演奏で登場する
五弦ウッドベース・水野俊介、
そして篠本演出には欠かせない
音響・山田健之も姿を見せ、
「音回り」中心に進めていきました。

水野氏は演奏のみならず、
オリジナル曲を幾つも紡いでくれた。
熱海在住ながら便利な世の中、
データで届いた演奏を既に
稽古場で耳にしていたものの、
やはり生の迫力はまるで違います。



「スカイドッグ・ブルース・バンド」
でレコードデビューした水野氏は、
その後、バークリー音楽院に留学し
本格的にJAZZを学んだ大ベテラン。

ちなみに「スカイ~」メンバーの
ピアノ・信田和男氏は聖子ちゃんの
『裸足の季節』をはじめ初期の
アレンジを務めた方だけれど、
さだ党の僕にとってはバックバンド
「亀山社中」のピアノ・キーボード
として強く認識されていたりする。

話を戻す。
日向敏文など多数のミュージシャンの
創作に参加しつつ、95年に設立したのは
自然体音楽を掲げた音楽レーベル
「OCMレコード」である。

不思議な力を持つことで知られる
備長炭。その澄んだ音に触発され
次々に生まれた曲を収めた『炭琴抄』は、
炭の音とともにインドのサントゥール、
日本の横笛、笙、箏、ピアノ等が融合。

『スローソングス』は、
じっくりと音に向きあうこと三年。
世界情勢の目まぐるしい変化、さらには
地球規模に拡大する問題に対して、
変化の陰に置き去りにされがちな
日常の身近な「美しさ」を再認識し、
箏、横笛、ひちりき、ピアノ、ギター等
フィーチャーした入魂の一枚。

枚挙に暇がないので、このへんで。
いずれにしろ、音楽に留まらず、
ダンス、演劇は勿論、写真や花、等々
様々な芸術とのコラボレーションにも
精力的な水野氏が、今回初めて、
篠本演出とシンクロする。

公演は10月27、28日。シアターΧにて。
幕開きまで一ヶ月を切った。

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