1995年公開の映画『GONIN』は
石井隆監督、製作総指揮に奥山和由。
なんと製作には「ぶんか社」の名前も。
・・・アサヤン世代にはCMもあいまって
ツボだろうが「今」には響かないか
機会があればジックリ書きたいけれど
今回は我慢して、先に進む。
劇団俳優座演劇研究所に昨年生まれた
夜間部の栄えある第一期生の修了公演は、
昨日と今日、五人によって上演された。
講師やスタッフなど加えると軽く二桁になるが
出演は、杉崎智子、髙橋沙友美、中川由香、
濱上沙奈、萬家江美の五人。
冒頭引用した映画は、社会から弾き出された五人
・・・借金まみれのディスコのオーナー、
リストラされたサラリーマン、元ボクサー等々
(このパンチドランカーを演じた椎名桔平が
圧倒的な存在感を見せるのだけれど本稿では省略)
・・・の、凄惨なバイオレンスだったが、
夜間部の五人は日本舞踊(指導振付:藤間章吾)、
うた(指導・演出・ピアノ演奏:天野眞由美)、
演劇(指導・演出:森一)の三部構成による
瑞々しく爽やかな一時間四十分であった。
茨城、千葉、神奈川、愛媛、鹿児島と
出身地も異なれば、音大に初等教育学科卒、
ヨガ、フォトグラファーなどの顔を持つ者……。
昨春の入所式が二か月遅れ、レッスンも
感染拡大のたびに止まる苦難の一年だった。
五人それぞれの未来に期待する!
まずは修了おめでとう!!