COVID-19禍、演劇はもとより様々な
「表現活動」の配信が盛んになっております。
2月20日には遊戯空間主宰の篠本賢一が、
そのカンパニーでも振付に招く石川弘美、
演奏で招く丸山剛弘とコラボレーション。
世阿弥の夢幻能の傑作を
〈演劇×舞踏×音楽による『井筒』〉
と題してライブ配信を行った。
今日からはアーカイブでも視聴可能だそう。
しかも、無料。
リハーサル風景を二枚。
篠本と、チェロを弾く丸山(一枚目)。
舞台奥に石川、カメラは宮内勝(二枚目)。
下は、本堂の大太鼓。
場所は渋谷区広尾。
臨済宗大徳寺派の妙高山東江寺。
駅から続く商店街・広尾散歩通りが
一度突き当たるところに、祥雲寺の門。
それをくぐった右手にあるのは、
那須にあった東江寺が合寺して、
この地に移転したため(現在は独立)。
そんな禅寺の本堂でのパフォーマンス。
フリー時代にレギュラー制作として
遊戯空間にはお世話になったので、
バラシ要員として参戦した。
この企画は、カンパニーの公演ではなく、
篠本のプライベートユニットとのことだが…。
いずれにしろ、挑戦的な企みで面白かった。
これまでも、古典を現代に融合させる試みで
高く評価されてきた「篠さん」の面目躍如だ。
さて、大徳寺の総本山は京都にある。
北区紫野大徳寺町と住所にもなっていて、
恐らくそこから来ているのであろう、
派の機関誌は「紫野」で、玄関脇に置いてあった。
「むらさきの」と読むわけだが「しの」とも読める。
これも何かの「えにし」だろうか?
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