世界は一部の権力者に握られていて
大統領が核兵器のボタンを押すと、
⋯⋯的なハナシじゃなくて、
僕がハナタレだった頃の
メンコについて。
万が一(?)に備えて、
先にメンコの説明をしておく・・・
こどもの遊びで、地域によっては、
めんちとかぱっちんとかとも呼ばれた
厚手の紙製で長方形か円形のカード。
それを地面に置き、他者が別のメンコを
叩きつけてひっくり返すゲーム。
ローカルルールは無限だろうが、
僕たちは、ひっくり返せなくても、
相手のめんこの下に自分の札が
挟まると「サバ」と言って、
再度、打つチャンスが与えられた。
・・・そんなメンコの表には
怪獣やスポーツ選手の絵が描かれ、
裏面はトランプやなにがしかの文字等。
で。
僕たちの中で強いと言われたのが
「大統領」「コバルト」!
今思えば根拠がないのに信じていた。
嗚呼、昨今のSNSの情報みたいだ。
⋯⋯ちと違うか。
書きながらジワジワ思い出してきたが、
メンコが宝物で、
とはいえ駄菓子屋で貰った
〜絵の具の筆を洗った水が
最終的にたどり着く
あの色の〜チープな箱に入れて、
もし火事になったら持ち出す
一番手だった頃があったな。
日々の闘いのなかで、
思い入れのある「エース」は
使って取られたくはないが、
強いから使いたいし⋯⋯。
それが返された時には
親が死んでもこれほどは、
というくらいの勢いで
泣いちゃったりしたメンコ。
徐々に地面にコンクリも現れた時代、
そこでメンコの厚みの部分を削り、
いきにくくしたりもしたぞ。
嗚呼もし今やったら、絶対に肩を
「いわして」おわるだろうな〜。