ミハイル・ブルガーコフ(1891-1940)。
ロシアの小説家・劇作家。
代表作『巨匠とマルガリータ』『犬の心臓』
彼と同時代を生きたスターリン(1878-1953)。
独裁者と、その政権下発禁された作家を描いた
劇団印象-indian elephant-20周年記念
第30回公演 『犬と独裁者』
作・演出/鈴木アツト
2023年7月21日(金)~30日(日)
駅前劇場
死の前年、ブルガーコフに依頼された
スターリンの評伝劇。
モスクワ芸術座に書き下ろすも上演禁止に。
この実話を基に構想された舞台。
ケストナー(2020年)、藤田嗣治(21年)、
そして昨年はオーウェルと〈作家〉を描いてきた
鈴木アツトが・・・
【若かりし頃は、グルジア語で詩を書き、
(中略)そんな詩を愛する青年が、
どうして独裁者に変わっていったのか?
青年スターリンとブルガーコフを無理やりに繋げて、
当時決して明るみに出ることはなかった
革命家スターリンの第一歩を、
ブルガーコフに覗かせてみたくなった。
対象を愛せなければ、評伝劇は書けない。(後略)】
・・・と臨んだ2時間5分。
決して「無理やりに繋げて」には見えなかったし、
僅か6人のキャストでスケール感を生んでいた。
国際交流基金によるタイ研修、
文化庁新進芸術家海外研修制度による英国留学、
ポーランド・ドルマーナ劇場からの招聘と
2015年から積み上げてきた力が発揮されていた。
写真は明日書く予定の、お芝居をみた帰路のもの。
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