麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

福さん生地を訪ねる~ちっチャ(イ)ナおはなし/壱

2007年11月22日 | 中国公演07
 大連は福さんの生まれた場所だ。

 福さんとは『恋でいっぱいの森』の共同演出を務め、一ヶ月に及ぶ全行程にも同行し、会場の条件の違う中で、もっとも作品が輝くように、小屋ごとにタクトを振ってくれた福原圭一さんのことだ

 そんな福さんは、今回、大連での公演を誰よりも楽しみにしていて、『臨時病室』が先に幕が開くも幸いして、その間に3歳までを過ごした大連を大いに闊歩していた。。。

 同じく『恋森』の振付のため大連入りしたみっちゃん先生(渡辺美津子さん)や、『恋森』出演で体の空いている弊団のベテラン豊泉らと数人で市場を見て愉しんでいた時のことだ。
「どうやら計り売りらしいが、どーやって買ったらいいのかなぁ」などとガヤガヤやっていた所に、「日本の方ですか?」と声を掛けられたという。

 声の主は中国人の女性。けれども、夫は日本人で、日本に住んだこともあり、その言葉は言われなければ外国籍と解らないほどのきれいな日本語だったとか・・・。

 この出会いがきっかけで、その日は彼女のガイドで苦労なく「昼食」にもありつけ、さらに翌日、福さんの記憶を辿って「生誕の地」を探すことになったそーな。。。

 で結果は・・・苦労はしたが見つけることはできず、でも、その中で様々な出会いがあり……ってな展開か、苦労の末、感動的に生地を発見するか、まぁどちらかなわけですが、な、なんと、後者だったそうです。

 もちろん、生まれた家はもうなかったけれど、恐らく、このあたりだろう、という所を目にして、福さんは劇場に戻って来られました。
 その日は『臨時』の中国公演初日(10/20)
 お世話になった彼女のご家族を、招待させていただきました。

 さすがに30日間、しかも中国5都市を巡ったので、メンバーそれぞれに素敵な出会いを経験したことと思われますが“人生”という長い時間を背景にしているだけに、このエピソードは、なかなかなものでした。

 全て伝聞につき、少々あっさり書いたけれど。。。


コメント
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