雨になりました。
まとまった雨が降る予報もあります。被害が出ないよう願うだけです。
6月9日のファミリー登山で言い残したことです。
と言っても大したことではありません。吾妻山の宣伝みたいなことです。
この吾妻山は比婆山連峰の山、竜王山から歩き始めて、最後に登る山というのがタカ長の、いや広島の登山者の共通した認識、と言っても間違いないように思います。
その吾妻山ですが、この山だけ登るつもりで来ると、箱庭を歩いているような気がしました。
草原から登り始めて、池や足元の花を楽しみながら、、、、、
樹林帯に入って行きます。距離は短いけどそれなりの斜度がある登りです。
その登りに耐えて行くと木の高さが低くなってゆきます。
高山に登った時に感じる、森林限界を抜けたときのあの感覚を味わうことが出来ます。
森林限界を抜けるとすぐに山頂です。
山頂で楽しい昼食。
まわりに高木がないので展望は抜群で、風はあってもこの時期は耐えられないような寒さは感じません。ゆっくりと食事を楽しむことが出来ます。
昼食が終わると展望の尾根を南に向けて縦走します。この左に比婆山の主稜線が見えます。
少し歩くと下りになります。特に難儀するほどの下りではありません。
そのくだりを終えると、左に大膳原への道を見て、私たちは右に折れてスタート地点に向かいます。
再び森の中を歩くことになります。野鳥の声も聞こえる森ですが、あの日はこれといった鳥の声はしなかったようです。
しばらく歩くと休暇村に帰り、キャンプ場などを見ながらアスファルト道を歩きます。
そして、、、、
アスファルト道から池のそばの道に入ります。
やせた鯉が人の気配を感じて集まってきました。よほど飢えているのか、どの鯉も懸命に口を開けていました。
その池のすぐ先がスタート地点の草原です。
ゆっくり歩いても、昼食時間を含めて3時間程度のミニ登山です。まさしく箱庭登山です。
そのような山が人気なのか、その日も県外ナンバーの車が何台もいました。
登山をされる人には少し物足りない山かも分かりませんが、短時間の間に山の構成要素をいろいろ体感することが出来るので、ファミリー登山などには最高の山です。
歳をとって脚力が落ちてきても、車の運転に問題が出てきても、国民休暇村のロッジに送迎してもらえば山頂に立つことは可能です。
歳をとっても行きたい、とてもいい山です。