タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

熊城山を下りて

2019年06月26日 | 山歩きから
中国地方が梅雨入りしたとの報道がありました。

平年より19日も遅い梅雨入り宣言です。その梅雨入り前の昨日、熊城山(くまのじょうさん~997.4メートル)に登りました。

その軌跡です。

     

車で行けるところまで行き、左上の山頂のまわりのループを反時計回りに歩きました。

そのような横着登山をしたのは、せんじ詰めれば里山キング申請用の写真を撮るために登ったからです。

その熊城山ですが、ガイドブックによると「山頂直下の岸壁がクマでも住みそうな城壁に見えることに、その名の由来がある」と書かれれています。

地図を見ると確かのそのような表記も見えますが、タカ長はその岩壁を確認していないのでコメントできません。いずれにしても山城の址ではないようです。

    

この山には何度か登っていますから特別な感慨もありません。

ただ、昨日感じたのはこの山を歩く人が少なくなっているのではないか、と言うことです。もともとマイナーな山ですが、昨日はそのことを強く感じました。

    

その山をのんびり登山です。

花を観察している人もいれば鳥を見ている人もいます。タカ長はマクロレンズで花の撮影です。

車で歩く距離を短縮したので、早い時間に頂上に着きました。どこが頂上か、表示がないと分からないような森の中の山頂です。

そのため記念撮影を済ませたらすぐに下山開始です。なだらかな下り道を歩きながら、裏山歩きをしている仲間に電話したら、あちらは16名の参加でした。

    

そのあとテングシデの群生地に行きました。ここでやっと11時過ぎです。

少し早いですが、他に適当なところがないので、ここで昼食タイムとしました。

そのテングシデの群生地ですが、これまでとすっかり変わっていました。

    

    

テングシデそのものは変らないのでしょうが、まわりの木が伐採されていたり、強間伐がされており、すっかり明るくなっていました。

このような明るい環境がテングシデに適しているのかどうか、そのようなことは何も知りませんが、あの場所に何度か行った人は戸惑われるのではないでしょうか?

    

と言っても、毎年のように言っているわけではないので、責任あることは言えませんが、まわりの木が伐採されて雰囲気が変わったことは事実です。

    

    

国の天然記念物に害がおよぶようなことはされないはずですから、これで良いのでしょうが、タカ長としてはどこかから天狗様が出てきそうな、もう少し暗い雰囲気が好きです。

テングシデの幹や枝はご覧のようにくねっています。その様子を撮るのは落葉期、雪が降るころ撮るのが良いと誰かが言っていました。

しかし、雪道の運転は好きではないので、そのような風景は見たことも撮ったこともありません。

いくら良いと言われても、雪の時期に行くほどのファイトはありませんね。この歳になると無理は禁物です。