新宿酒場 ロン 8・6
花園神社を通ると、蝉の鳴き声が聴こえた。猛暑の方が蝉は元気だ。
ロンに着くと、島、本宮、絵美、銀さん、洋子ママが既に集まっている。
「今週、4日間の予算委員会が終わった。だいたい、菅直人の顔、形が見えてきた」
「リーダーシップがないというか、何かに怯えているというか、好き嫌いは別にして、総理の風格がない。口から出るのは、国会で決めてくれ、与野党協議がまとまれば、と他人任せ」
「ああいう言い方は、やる気がないのかな」
「あなたまかせの風頼み政治ということか」
「自民党が、鳩山、小沢、キャミソール荒井、千葉景子、長谷川憲正、中村哲治、長島一由、横峰良郎、後藤英友のようなことをやっていたら、民主党は自民党に対して問責の連発、証人喚問の要求で大変なことになる」
「後藤英友の場合、最高裁で有罪判決が出ていながら、菅直人は辞職勧告をしないという。菅は(本人が決めること)と逃げるが、最高裁の権威を無視するということだから、総理失格だな。日本の法曹界は最高裁の権威で動いている。そこが理解できないというのは、致命的だ」
「選挙で落選した法務大臣が2人の死刑を執行した。何か違和感がある」
「長谷川憲正は総務政務官だが落選して、2人の郵便局長が選挙違反で逮捕」
「監督官庁の政務官が違法献金を貰い、郵便局長を選挙運動に使っていた」「民主党というのは無法地帯の凄まじい山賊集団だ」
「それに菅直人も民主党も消費税10%が参院選敗北の原因だと総括した。それは民主党の勝手だが、本当は民主党の胡散臭さに国民は気がついた。
★菅直人の謝罪声明。
「仙谷と菅直人は韓国への謝罪声明を出すのに、しゃかりきだ」
「どちらも朝鮮系だろうな。民主党は石を投げれば半島系にあたる」
「今まで公式に10回以上謝罪したが、韓国はそれで終わりと言いながら、時間が経つと、(日本の謝罪は心がこもっていないニダ)、とわめく」
「そもそも、なぜ謝罪するのか理由がない。日本は米国との戦争に負け、日本の主要都市は焼け野原になったが、韓国を侵略したこともなければ、韓国と戦争をしたこともない」
「今日、安倍晋三と平沼赳夫が、菅直人が謝罪声明を出そうとしていることについて(軽率な発表に断固反対する)との共同声明を出した」
「そして賛同者には神奈川の松沢成文や埼玉の上田清司の両知事も加わった」「どちらも民主党だったけど」(笑)
「安倍は谷垣禎一に会い、(菅直人に声明の発表をやめるよう申し入れ、自民党として反対すべき)と要請したが、安倍が言うには、谷垣は(検討する)と答えたという」(笑)
「谷垣は甘い。政治音痴だな」
★9月14日の民主党党首選。
「秋の国会は9月末になるというから、民主党はいつ仕事をするつもりか」
「長い国会空白だな。み党の渡辺喜美も心配していた」
「それまでに何か良くない事が世界で起きそうな気がする」
「まあ、国民はそういうところを良く見ているから、民主党はしっぺ返しを食う」「それで党首選、菅直人の再選なのか」
「結論から言えば、鳩山グループがどっちにつくかで決まる。小沢派は社会・民主系を取り込んだ。山場は夏の軽井沢だな。金賢姫を泊めた鳩山別荘で、鳩山グループとのジョイント研修が成功するかどうかだな」
「鳩山グループが一気に小沢になびけば、党員サポーターを加えれば、小沢の勝利」
「それは分かったけど、小沢は誰を出す」
「ずばり小沢一郎」
「えッ! それはない、と思うが、でも言われてみれば、有りそうな気がしてきた」「そうか、小沢が夜の墓場で、静かにしてろの菅直人とボス決戦」
「夜の墓場はいいな」(笑)
「それで小沢が勝てば、小沢の戴冠式。それで検察は吹っ飛ぶ。合法的な指揮権発動、公明党との連立、自民分断、そして小沢帝国の逆襲だ」
「恐ろしいな。しかしその大構想は意外にリアリティーがある」
「一方、海江田、田中眞紀子の線はどうだろう」
「どちらもある。海江田はやる気満々。おそらく軽井沢で決まりそうな気がするな。そして問題は、なぜ菅を代えるのか、その大義名分が必要だ」
「だから小沢系が声を出し始めた。(マニフェストの原点に帰れ)という原理主義運動」
「なるほど、マニフェストを破壊したのは小沢一郎だが、それを逆手に取るということか」
「おい、寒気がしてきた、これは、意外にはまるぞ」
「そういうプロパガンダは、小沢系はうまい。ナチ・ヒットラーとそっくり。虚偽と偽装で塗り固められた民主ドクロ城のハーケンクロイツが震える」
「田中眞紀子なんて何もない空っぽだが、反カンであると同時にハイル・チャイナだから、小沢にとっては都合がいい」
「そして小沢系が勝つとなれば、人類初のガマ総理、あるいは初の女性総理、海江田は財務大臣という絵柄が見えてくる」
「ガマは最低でも幹事長への復権を狙うだろうな」
「闇の中で笑う、ドクロ城の妖怪ガマ」
(ムラマサ、鋭く斬る)