★菅直人。
この人の眼には精気がない。
どんよりと眠そうな目、苦虫を3匹ほど口の中に飼っているような表情。
口を開いて出てくるのは役人言葉。長々と喋るが、中味は何もない。
だから本ページは菅直人を、「権力の階段を這い上がりながら、魂を切り売りしてきた、今はスッカラ菅の男」と評する。
この男、実は1999年の国旗国歌法案に反対した。国の根幹を否定した輩が、今は総理大臣だというのだから、この国はおかしい。
★海江田万里。
党首つまり、総理への階段を昇ることを明らかにしている海江田だが、菅と同じように国旗国歌法案に反対した。その時点で、総理への道は閉ざされている。
菅の場合? うまくすり抜けたということ。その天罰は必ず下る。
★小沢一郎。
本人が出ればたいしたものだが、小沢は毎夜、そのことで煩悶しているはずだ。菅を倒せる傀儡を誰にするか、その悪企みを熟考中ということ。
本命は、田中眞紀子。ある意味、角栄を通じての兄妹といえなくもない。
眞紀子にとってみれば角栄の復権、小沢にとってみれば列島改造論の再来になる。その二人だけの紐帯が結べるか、歴史は夜つくられる。
★菅直人その2.
対ドル85円で高止まりだ。株も9千円そこそこで安い。
この85円は欧米中の様子見であって、これからさらに円高が進行する可能性はある。
どこかの間抜けなオバサン評論家が、「ヨーロッパ旅行が安くていいわ、お茶を飲むのに昔は泣いて飲んでいたけど、今は余裕よ」と、ノー天気に喋っていたが、それは高級ホテルでお茶を飲んでいるからだろう。そういう効果は一時的なもので背景にあるのは、1ドル100円で日本のお父さんが額に汗して頑張ってきた日本経済の土台があるからだ。
このまま円高で推移すれば、日本の自動車、ハイテク家電は日本から脱出しなければならなくなる。日本の労働人口の80%は何らかの形で自動車産業に関係しているから、末広がりに日本企業に打撃をもたらす。
その円高を横目で見て何も手を打たず、先週の軽井沢では、白のスーツ、黒のシャツを襟から出して遊んでいた菅直人、その姿はヤクザ映画のチンピラか、中国マフィアの蛇頭にそっくりだったが、せめて民主党がやれることは、9月の党首選で総理の座から菅直人を引きずり落とせ。
(ムラマサ、鋭く斬る)