★小沢一郎と鳩山由紀夫。
夏の軽井沢に妖怪たちが集まった。
妖怪ガマ、妖怪・脱税王、妖怪・墓掘り番人、妖怪・ママ金、そしてキムチ妖怪などなど。
つい2ヶ月ほど前、普天間とカネの問題で、泣きツラをしながら総理と幹事長を辞任した鳩山と小沢が、軽井沢で気合を入れた。
「気合だ、気合だ」の声を掛け合ったのは、それぞれが苦しい時の神頼みということだろう。小沢は鳩山別荘に45分しかいなかったが、立候補の布石は打った。その意志と目的がなければ、わざわざ軽井沢まで足を運ばない。
小沢の影のように動く山岡、中山、三井、鈴木、松木らの山猿がどのように絵図を描き、策略を巡らすか。党首選の告示は9月1日だが、小沢の態度決定は来週中だろう。
一方、鳩山は、「国民の、お暮らしが大事」と演説した。「お暮らし」などという言葉使いで、鳩山の薄らバカ度が分かるというもの。その傍には幸夫人がいたが、皺もめっきり深くなった。今でも韓国タレントに手つかみで、キムチを口の中に入れられて喜んでいるのだろうか。
谷亮子は、妙にはしゃいでいた。酒が入ると、筋者の実父譲りの地金が出るのか、スポーツ選手が政界に入って政治家として成功した例はない。民主党も政権の座にいつまでもいることはあるまいに。
さて、軽井沢のホテルでの研修会に130人、鳩山別荘での懇親会には160人が集まった。小沢の笑わない目と作り笑いは、妖怪ガマの名にふさわしい。
★菅直人。
さてどうする菅直人。
妖怪ガマに立ち向かう、眠狂四郎ならぬ居眠り直人。
韓国への理由なき謝罪で日本と日本人を辱しめた、ろくでもない奴。
「韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配により・・・」という言葉はどこから出てくるのか理解不能だ。植民地支配ではなく、国際条約による日韓併合だぞ。
そもそも100%の国民が賛成する国際条約というのはあり得ないだろうに、最終的には日韓の正統政府が署名し、合意したということが肝中の肝なのだ。
されど日本は1945年(昭和20年)、米国との戦争に敗北した。
日本の主要都市は焼け野原になり、広島、長崎には原爆が投下され、一瞬にして街は消失した。しかも生き残った人たちは放射能汚染により、長きに渡る被爆症状に苦しんだ。それでも日本は米国と米軍を恨みに思ったことはない。米国に謝罪とか補償を求める声を聞いたことがない。日本人は原爆を恨むが、米国人を恨んだことはない。
他者を非難するのではなく、自身を律し、自身の内省を深化させるのが日本人の特性なのだ。
一方、韓国は、日本が築いた鉄道、義務教育制度、病院などの社会インフラをそのまま譲り受け、日本と戦争をしたこともなく、焼け野原になった町もなく、そのまま温存されたのだが、日本を口汚く罵倒してやまない。
★韓国への経済援助。
日本は焼け野原から、戦後復興に汗水を流した。
そして1965年の日韓基本条約によって、韓国へ経済協力という名目で5億ドル(対ドル360円、1800億円)という巨額の援助を行った。
この5億ドル(1800億円)という金額は、今の経済単位から見れば、大きくはないと思われるかも知れないが、その当時の韓国の国家予算は3.5億ドル(1260億円)なのだ。つまり日本は韓国国家予算の1.42倍の金額を援助した。
現代に置き換えてみれば、2008年度の韓国国家予算は約31兆円だから44兆円の援助をしたことになる。
このことは特筆されてしかるべきだ。
(ムラマサ、鋭く斬る」