★ある告白。
今朝(8・9)のテレビを見ていたら、ある70代の息子が102歳の母親について、次のように述べた、「母は今、どこにいるか分からないが、生きていると思って、母の年金を使っている」。
それって犯罪だぞ。
★長野知事選。
約5100票という僅差で民主党の阿部守一が自民党の腰原愛正に競り勝った。客観的に見て、阿部のキャリアとルックスは評価が高い。49歳でこれから知事として、大いに期待が持てる。民主党系というのは問題だが、その弱点を上回る個人的魅力があったということ。
対して、自民党の腰原愛正、僅差に追い詰めたのは「反民主」という世の流れに乗っただけだが、「タマ」が悪すぎる。公共利権に巣くう悪代官の典型スタイルだ。
腰原は元々、村井仁の後援会長だったのだが、その後援会長を村井の副知事にしたというのは、あり得ない人事だった。
やはり自民党というのは、懲りない面々だ。
★菅直人。
広島の原爆式典で、「唯一の被爆国として、核兵器のない世界に向け、先頭に立って行動する責任を有している」と挨拶したが、記者会見では核抑止力の必要性を主張したのだから、この人、精神分裂症ではないか。
本ページは、今の国際政治において核抑止力を認める。しかしそれは結果論である。日本のコントロールが利かない米国の核の傘に組み込まれている現実があり、結果的に対中国、ロシア、北朝鮮らの「ならず者」国家との対峙において必要だ。
次に日本の核武装について、
本ページは核武装の議論は大いにすべきだと思うが、日本独自の核兵器を保有することには賛成しない。なぜなら核爆弾などというのは、50年前の政治・軍事思想であって、今の時代、メリットより問題の方がはるかに大きい。
100年後、200年後の未来から今を振り返れば、核兵器を許した政治家連中は、無教養、無定見なイディオットとして断罪されることは、間違いない。
★硫黄島。
戦場の遺骨約1万3千柱が未収集となっている硫黄島、新たに2千柱に及ぶ埋葬地の情報が米軍から得られたとして、国の遺骨収集チームが9月に硫黄島に上陸するという。
硫黄島、栗林中将以下、22、786名の兵員のうち、戦死者約22,000名の玉砕の島。
1945(昭和20年)2月、硫黄島沖を埋め尽くし、一列に並んだ米軍の大艦隊が、一斉に艦砲射撃を開始、一日にして硫黄島の姿形は一変したという。
そして上陸した米軍との凄まじい死闘を繰り返し、ついに3月26日、日本軍最後の玉砕攻撃により全滅した。
さて、今まで、自民党政権は何をやって来たのかと思う。戦後65年経ち、いまだに祖国、日本に戻れない戦死者が硫黄島に眠っている。
8月15日はもう目の前だ。
(ムラマサ、鋭く斬る)