かつて日本という国は、祖国のために生命を捧げた者に、靖国神社に祀ると約束した。
しかし、日本の総理大臣は靖国を訪れ、祀られた246万余の御霊を慰霊しようとしない。
近年では小泉さんが参拝したが、小泉さんですら8月15日に参拝したのは総理最後の年であった。
安倍、福田、麻生の自民党も駄目、菅・民主党などは論外の極み。
参拝することに、何がそれほど恐ろしいのか。
明治政府が明治天皇の名の下に、招魂社(靖国神社)を設立し、祖国のために生命を賭して戦死した戦没者の慰霊所として創建したのだが、その格式ある慰霊所を国の指導者が忌避するというのは日本だけである。
まだ行かれたことがない方は、今は混雑しているので、秋の気配が漂う頃、靖国神社に行かれてみたらどうでしょうか。
そこには何も華美なものはなく、静謐な空気が流れているだけの、質実な空間です。
皇居の傍にあり、地下鉄・九段下駅を降りると目の前に靖国の森が見えます。
御霊(みたま)もきっと喜びます。
さて、本日、靖国に行きます。
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故郷に散るとも知らで我を待つ
老いたる母に如何に告げなん
(中田茂少尉、特攻隊戦死)
うつし世の短きえにし母と子が
今宵一夜を語りあかしぬ
いざさらば我が御国の山桜
母の身元にかへり咲かなん
(緒方襄中尉、特攻隊戦死)
散る花の潔きをば愛でつつも
母の心は悲しかりけり
(緒方中尉の母)