武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

そのとき瞳は何を見た

2008年01月11日 | 人生の意味
畠山鈴香・秋田の連続児童殺害事件。
夕方、欄干の上にお尻を乗せられて、母親に抱えられ、死の時を刻々と迎えていた。
北の国では、4月と言えども薄暮が真っ暗闇になるのは、すこぶる早い。
風が野原を縫って、雪解けの川の匂いを運んできたとき、9歳の彩香ちゃんは、恐れと悲しみを胸に感じ取っていたのだろうか。
背中を押され、欄干から川に目がけて一人落下していく、その刹那、すべてを悟って母親を許したのだろうか。
彩香ちゃんは、川遊びをするのが嫌いだったという。
母親の見知らぬ男達が来ると、外に出たという。
歩いて15分かかる,町の小さな商店でカップ麺を小銭で一つ買い、家に戻る。
友達は隣に住む豪憲君だった。
よくママゴト遊びをした一番の友達だった。
淋しくて、豪憲君を天国から呼びに来たのだろうか。
さて、冬将軍はまだ去らぬというのに、畠山鈴香(34)が住んでいた町営住宅の取り壊しが始まった。
豪憲君(当時 7)は、この家で殺害された。
玄関で紐で首を絞められ、失禁した痕が残っていたというが、罪無き子どもをなぜ、と言うのも何か憐れだ。 豪憲君の瞳には何が写っていたのだろうか。
殺人を理由に、耐用年数に達していない公営住宅を取り壊すのは初めてだという。
そして、更地にするというが。
畠山鈴香には、3月19日に判決が言い渡される。
★(追)畠山鈴香は地元の高校を卒業したが、嬉しいはずの卒業記念の寄せ書きには、多数のクラスメートから、もう地元には戻らないでくれと言う非難や、人格を責める言葉が書き連ねてあったという。
(ムラマサ、ニヒルだ)
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石原慎太郎の老醜

2008年01月10日 | 国際外交の真実
強い者には媚び、弱い者に対しては居丈高に態度を豹変する中国。
共産主義にして、人民を弾圧、貧富の格差甚だしく、不正腐敗が横行している国。
そんな中国・北京から、東京の石原慎太郎あてに、北京オリンピック招待状が届いたという。 しかも、中国公使が都庁に招待状を持参したというから驚きだ。
東京と北京は姉妹友好都市だが、石原知事はこれまで中国を厳しく批判してきたが、実は、裏では中国と手打ちしていたと言われている。
なぜなら、前の都知事選では反石原のスキャンダル・キャンペーンが張られ、それらのスパイ情報は中国工作機関の仕事であったとされる。
谷垣政調会長もハニートラップにかかったと漏れ聞こえてくるが、中国のスパイ工作は、日本の平和ボケにあっては、筋金入りの謀略機関だ。
石原知事は今まで、中国を「支那」と呼び、
「核兵器を作る国を日本が経済・技術援助するのはばかな話」
「江沢民はヒトラーだ」
などと発言。
北京オリンピックについては、
「ヒトラーのベルリン五輪に似ている」などと批判し、
これに対し、中国も「石原は悪名高い反中国分子。中国人民を敵視」「都知事が日本の侵略の歴史を美化している」と激しく非難していたのだが。
石原知事は「北京オリンピックに行く」 と言う。
石原慎太郎は、都知事選では、低所得者に対しては税を軽減すると選挙公約にしていたが、当選後は「それは無しにしました」 と平然とした顔だから、無節操の老醜としか言いようがない。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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大岡裁きか、漫画裁判か

2008年01月09日 | 人生の意味
良く解釈すれば、大岡裁きの名裁判長。
悪く解釈すれば、法律とその立法趣旨を無視した自分勝手な裁判長。
福岡市で2006年8月に起きた幼児3人が死亡した今林大(23)の飲酒運転事件。
酒が強い人でも酩酊状態になるほどの種類と量を飲み、制限速度50Kmの直線道路を100Km以上でぶっ飛ばし、当て逃げ、車が自損したため走れなくなり、逃げられないと分かると、友人に電話をして身代わりを頼んだが断わられ、代わりに水を持ってくるように頼み、1リットルの水をがぶ飲みし、アルコール飲酒の証拠隠滅を図ろうとした。
今林の言い分は、時速100Kmで12秒間の自らのわき見運転に加え、追突した車が急ブレーキをかけたのが原因と主張していたが、被害者の父・大上さんは 「絶対にブレーキはかけていない」 と憤る。
そして、水を持ってきた友人は、証拠隠滅ほう助罪で逮捕され、水中に転落した車を救助しようとしたレスキュー隊の隊長は今林の父親であったという、漫才のような落ちも付いている。
懲役25年を求刑されていた元・福岡市職員・今林大の判決で、川口宰護(しょうご)裁判長は危険運転致死傷罪の成立を否定し、業務上過失致死傷罪の軽い罪を適用。懲役7年6月を言い渡した。
多量の酒を飲み、50Km以上の速度オーバー、12秒というわき見運転をした(と言うより、酩酊状態で失神、居眠り、意識を失ったと見るほうが自然) ことは犯人が自ら認めている事だが、その結果、走る凶器で3人を殺した罪は、危険運転罪でそのものである。
そして川口裁判長は、結審した後の昨年12月末になって、罪を軽くするように福岡地検に訴因の変更を命じたのは裁判指揮の不当性、職権の乱用ではないのか。
検察は、裁判長の命令に応じなければ無罪が言い渡される見通しとなったため、「3人の幼い命を奪った犯人・今林の刑事責任が全く問われないのは正義に反する」として訴因の追加に応じたという。
検察は控訴すべきである。
されど、その意味は、懲役7年6月の量刑の問題ではなく、高裁そして最高裁において、世の中に飲酒運転は恐ろしいものだという警鐘を打ち鳴らすことにある。
(ムラマサ、月光に蒼く冴える)
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アメリカと日本

2008年01月08日 | 国際外交の真実
2008年日米同盟とは?
日本の海上自衛隊の艦艇は、昨年11月にインド洋から完全に引き揚げてしまった。アメリカは日本を批判し、日本のインド洋での海上給油活動の停止は国際テロ戦争からの離脱だとして失望感を表明したが。
果たして、日本の給油活動は、国際社会に認知されていた国際貢献であったのかどうか疑問だ。
当事者のアフガニスタン・カルザイ大統領は、日本がアフガ二スタンの為に、6年間給油活動をしていたことは知らなかったというのが真相だ。
今回の引き揚げニュースが伝わって初めて知って驚いたという。
「日本の海上自衛隊の給油活動中断は、日本の対テロ戦争からの後退であり、失望を禁じえない」
 「自衛隊のインド洋撤退は、強化されてきた日米安全保障のきずなを一気に弱め、信頼を失わせる」
これらは米国側の一連の論評だ。
確かに、直接燃料代(軽油)は年間200億円かかり、その他経費を入れると年間500億円を日本が負担しているのだ。それを過去6年間、3千億円という巨額な費用を日本が負担していたのを止めるというのだから、アメリカが「失望」と言うのは分かるが、あまりにもアメリカの自分勝手な論理だ。
テロ特措法におけるインド洋での給油活動の目的は、イスラム・アルカイダの海上活動阻止ということになっているが、今までアルカイダ船舶が1隻たりとも警戒の網に引っかかったり、捕捉されたりしたことはない。
なぜなら、この給油活動の真の目的は、空母キティホークを始めとする英米軍艦艇がイラク戦争を遂行する為に、日本が給油活動をしているからだ。
昨今のアメリカの考え方を象徴するのは、大統領選に名乗りを上げているヒラリー・クリントン女史だろう。昨年11月に発表した外交政策では、日本に関することや日米関係については一言の言及さえなかった。
ひたすら「21世紀の米国にとって最も重要となる国は中国」と強調していた。
人権を弾圧し、言論の自由がなく、共産党独裁の国・中国を礼賛している。
アメリカ2006年秋の選挙で民主党は、上下両院で多数派となった。
その結果、アメリカ民主党所属で、韓国と中国から多額の政治献金を受けている日系議員マイク・ホンダが提起する従軍慰安婦問題で、日本糾弾決議案がアメリカの本会議で可決されてしまった。
アメリカの同盟国である日本を、63年前の戦争下の出来事を引っ張り出して糾弾するという姿勢は、日米同盟を大いに傷つけるものだ。
そしてブッシュが北朝鮮への姿勢を大幅に軟化させていることも問題だ。
ライスは北朝鮮の核兵器開発を防ぐために、核「無能力化」と引き換えに北朝鮮を「テロ支援国家」の指定から解除するという方針を打ち出した。
従来のブッシュは拉致問題が解決することを条件とするとしていたが、それを変え、ヒルは質問される度に言葉を濁していたが、 アメリカの本音はそうであることをオフレコではリークするようになった。
実は、昨年の7月オーストラリアにおける安倍・ブッシュ会談では、ブッシュからテロ指定解除の話を聞いているのだ。
アメリカが北朝鮮を「テロ支援国家」から外せば、北朝鮮は世界の銀行との取引が出来るようになり、欧米とのレアメタル・ビジネスも進行するだろう。
日本の北朝鮮経済制裁は意味をなさなくなり、拉致問題の解決は遠のくという日本政府の考え方であるが。
この考え方も、戦前の外交史を勉強して作り上げた、単細胞的な我が外務省外交の失敗であるが、草を食っても、泥を飲み込んでも生きていく、したたかな北朝鮮を相手にして日本がお嬢様外交で踏ん張っても為す術はない。
誰か革命的な政治リーダーが日本に登場しなければ、国際外交の荒波を乗り切ってはいけまい。
(ムラマサ、虚空を一閃)
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正月の笑い話

2008年01月07日 | 国際外交の真実
2008年激動の年。
今日から国会の論戦が再開されるが、福田総理の命脈はどうなるのか興味は尽きない。
福田さんは七月の洞爺湖サミットまでは頑張るだろうが、後は自然の成り行きにまかせようという気持ちではないのか。
総理の椅子に未練たらしくすがりつくタイプではないと見る。
かと言って、総理大臣である以上、楽隠居でも困るのだ。
いずれにしても、サミット前の内閣総辞職はあっても解散はない。
なぜなら、やれば自民は下野することになる。
それまでは、瞬時に変動する国際政治、経済情勢に緊張感を持って、日本丸の舵取りをしてもらわねばならず、国内的には、景気、年金、薬害、若者フリーター(雇用派遣)、高齢者福祉、と問題は山積である。
福田さんは、それに立ち向かうだけの情熱と政策と国家経営の哲学をもっているかどうかだ。
自民の幹部連中からは、選挙後の大連立ばかりが声高く聞こえてくるが、それは何としても権力にすがりつこうという権力亡者の執念だけで、国民の為の政治という視点を持っているかどうか、はなはだ疑わしい。
長年に渡る自民政治の金属疲労と、それをいいことに官僚は不正腐敗の汚泥にどっぷりと浸かっているのではないのか。
一度、政権交代をして、汚い垢を洗い流したらどうか。
そこから自民もまた這い上がるならたいしたものだ。

李明博・韓国次期大統領は今月中に、日本に特使団を派遣するという。
小泉さんの靖国神社参拝に対する反発などから2005年6月以降、途絶えている首脳間のシャトル外交再開を呼びかけるそうな。  
また、韓国は、「北朝鮮の1人あたりの国民所得を10年間で3000ドルに引き上げる」として、400億ドル(4兆3千億円)規模の国際協力基金をつくりたいと言う。
基金は、日本の資金を当てにしているという。
李明博氏は「北朝鮮に核保有よりいいものがあるということを知らしめるべきだ」というのが持論らしい。
正月の笑い話というかブラックユーモアというか、
あの北朝鮮にいくらカネをつぎ込んでも、金正日独裁体制がある限り、軍事独裁を助長し、一部の特権階級だけを潤わせ、恐怖の公安警察国家が延命するだけで、朝鮮の人々の為には何もならない。
民主主義、人権尊重、言論の自由という言葉があることを、まず北朝鮮に教えることから始めなければならない。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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