たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

足が攣る、攣りそうになる

2020年12月29日 09時39分08秒 | 詩・エッセイ


(ネットから拝借無料イラスト)

「足が攣る、攣りそうになる」

足が攣る、攣りそうになる
滅多に攣らないけど
忘れた頃に攣る

泳いでいて攣りそうになる
山歩き中に攣りそうになる
畑仕事中に攣りそうになる

右足が攣りそうになる
左足が攣りそうになる
脹脛が攣りそうになる
腿が攣りそうになる
足指が攣りそうになる

攣りそうな兆しを感じたら
動きを止める
アキレス腱を伸ばす
軽くストレッチをする
攣りそうな兆しが消えていく
また ゆっくり動かす
加減しながら動かす
大丈夫
泳いでみる
歩いてみる
仕事をしてみる
大丈夫

朝方 寝床の中で 突然足が攣る
滅多に攣らないけど
忘れた頃に攣る

脹脛が攣る
腿が攣る
足指が攣る

前兆も無く 青天の霹靂
痛みで 飛び起きる
息が止まる程、苦悶する

攣ってしまうと 簡単には治らない
脹脛をさすったり、揉んだり
腿をさすったり、揉んだり
足指をさすったり、揉んだり
ゆっくり アキレス腱を伸ばしたり
ゆっくり ストレッチしたり
立ったり、座ったり
苦悶する

徐々に痛みが消える
ゆっくり歩いてみる
大丈夫、

治ってしまうと 苦悶を忘れる
大丈夫

 

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「秋の歌(Chanson d'automne)」(再)

2020年10月24日 22時02分29秒 | 詩・エッセイ

(新宿御苑・プラタナス 2018年11月18日

ポール・ヴェルレーヌ(Paul Maria Verlane)
上田敏訳 「秋の歌」・「落葉」

秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し

鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもいでや

げにわれは
うらぶれて
ここかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな

「秋の歌(Chanson d'automne)」(YouTubeから共有)

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「花のいのちはみじかくて・・・」

2020年05月19日 19時43分56秒 | 詩・エッセイ

 

 

最近の早朝散歩(ウオーキング)の途中で撮った、
民家の庭先等のバラ(薔薇)の写真、
バラが見頃の季節になっている。
毎度、花の写真をやたら撮って帰ってくるが、その度にふっと思い浮かぶフレーズがある。
「花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき」だ。

今更になってネットで調べてみると
「放浪記」の著者、林芙美子が 生前 色紙等に好んで書いていた言葉、と言うか 五七五調の詩であるという。
ただ、その言葉、詩は 彼女の作品や著作物には見当たらず 出典については 長年明らかでなかったようだ。
近年になって 彼女と親交のあった村岡花子に贈られた詩の中の1節であることが判明したようで、その全文も公開されている。

風も吹くなり
雲も光るなり
生きてゐる幸福(しあわせ)は
波間の鴎のごとく
漂渺とただよひ
生きてゐる幸福は
あなたも知ってゐる
私も知ってゐる
花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり
雲も光るなり

それによると「苦しきことのみ多かりき」で 終わっていない。
「苦しきことのみ多かりき」では ただ苦労するだけの暗い人生という感じだが、
「苦しきことのみ多かれど、風も吹くなり、雲も光るなり」と 続いていることで、
苦しいことも多いけれど 風も吹き、雲も光り、波間の鴎のような幸せが漂っている・・・
という やや前向きな意味の言葉、詩になっていることが分かる。
目から鱗である。

(ネットから拝借)
林芙美子

  

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お盆

2018年08月12日 09時28分43秒 | 詩・エッセイ

8月12日(日)、子供さんやお孫さんが 夏休み、お盆で帰省されて 久し振りの再会で賑やかなお宅が多いのではないかと思います。
西日本の豪雨災害、台風被害、全国各地で記録的猛暑酷暑等々が続いている今年の夏ですが 季節は巡り 朝夕等には ちょっぴり秋の気配を感じる今日この頃、被災地等では 尚 復旧復興が捗らず 大変な状況に置かれておられる方々も 数多有り、心が痛みますが 1日も早く 平穏な暮らしを取り戻すことが出来るよう願うばかりです。

室生犀星の詩、

ふるさとは 遠きにありて 思ふもの、
そして 悲しくうたふもの、
よしや、
うらぶれて異土の乞食となるとても、
帰るところにあるまじや、
ひとり都のゆふぐれに、
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや、 

今は 帰る家も無くなっている北陸の山村も やはり 心の故郷(ふるさと)、
ふるさとは 遠きにありて 思うもの。

高野辰之 作詞、岡野 貞一 作曲、唱歌 「故郷(ふるさと)」
Youtubeから共有させていいただきました。

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The Longest Day

2017年11月17日 09時37分51秒 | 詩・エッセイ

2017年11月16日、
ながーい、ながーい 一日だった、

真夜中、
丁度 1時、
突然 鳴り響く
電話の呼び出し音、
「キターッ!」
そうです、
とうとう、

静まりかえった街の通りを、
走れ、走れ、
街路灯に浮かぶ、
イチョウ並木が、
まるで 見送り人のよう、

高速道は
いつものように、
大型コンテナトラック、
切れ目無く、

走れ、走れ、
何度も走った道順を、
押さえて、押さえて、
病院までの 時間と距離、

暗い海に、
江ノ島も灯りだけ,
病院は、
もう直ぐそこ、 

夜勤医師が
立ち会って
脈、瞳孔・・・を、
やがて 頭を垂れる、

言葉は・・・、
聞き取れない、
聞き取れなくても
・・・・・、

看護師から、
処置対応の話、
手際良さ
時間は止まらない

悲嘆している、
時間無し、
葬儀社は24時間営業
直ぐに到着、

病院職員に
見送られ
葬儀社へ
仮安置、

矢継ぎ早に
手配、手配、
概ね 段取り終わり
妹宅に、

細かい打ち合わせ、
写真は・・・、
仮眠も、
ままならず、

再び
葬儀社へ
通夜、葬儀
見積もりや、スケジュール

諸般の
事情有り
静かに、アットホームな
家族葬・・・・、

全ての
段取り終わり
すっかり暗い
高速道、

疲れ切り
寒気南下で
冷え切った自宅
帰り着いた 22時、

「全うし 穏やかなる 母の顔」

ヘイリー・ウエステンラ(Hayley Westenra)の「千の風になって(I Am a Thousand Winds)」
 

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