大型連休2日目、今日も 五月晴れの1日でした。ただ 西日本から 次第に 天気は崩れてきており 連休後半は 雨の予報も出ている当地、「ぶらーり街歩き」するんだったら 今日だとして 急遽 出掛けてきました。
今回は 「のんびり庭園巡り」と決め込んで これまで 一度も 訪れる機会がなかった 東京都立庭園の 「六義園」、「旧古河庭園」に 行って みました。
スタートは JR駒込駅としましたが 駅のホームの南斜面の 満開のツツジが 出迎えてくれました。北斜面のツツジより 開花時期が 遅いのだそうです。
JR駒込駅
(1)国指定特別名勝「六義園(りくぎえん)」
JR駒込駅から 徒歩数分の「染井門」から 入園出来ます。入園料 大人 300円(65才以上は 150円)。
5代将軍 徳川綱吉の信任が厚かった 川越藩主 柳沢吉保が 自ら 設計指揮して 元禄15年に 完成させた 「回遊式築山泉水庭園」で 現在残っている 数少ない 大名庭園のひとつ ということです。
明治時代に 三菱の創業者 岩崎彌太郎の別邸となり その後 昭和13年に 岩崎家より 東京市に寄付され 昭和28年には 「国指定の特別名勝」とされたという 貴重な文化財です。
園内は 大木も有り 鬱蒼とし 池を巡る 遊歩道を進んでいると 大都会のど真ん中にいることを 忘れさせてくれるような空間です。
残念ながら ほとんどのツツジの見頃は 過ぎてしまっていましたが 元禄時代、駒込染井を中心に ツツジの園芸ブームが有り 六義園にも 古品種が 数多く植えられ 現在まで 残っているそうです。
(2)国指定特別名勝「旧古河庭園(きゅうふるかわていえん)」
JR駒込駅、六義園 から 徒歩 12~15分。入園料 大人 150円、(65才以上 70円)。
もともとは 明治の元勲 陸奥宗光の邸宅が有った土地で 宗光の次男が 古河財閥の養子になった際 古河家の所有となり、大正時代 古河虎之助が経営した庭園だということです。
豪壮でおしゃれな洋館と 和風庭園。和洋が調和する 大正時代の雰囲気が漂っています。
洋風庭園には 約90種、180株のバラが植えらていますが ほとんどのバラの見頃は 5月中旬ということで まだ まばらでした。
「バラ見頃 半月先です! まだ 疎ら(マバラ)」
入園窓口で 運転免許証を提示し 「65才以上の入園料で OK」は 有り難いことですが 前後左右 みーんな 70円を 用意しているでは・・・。「顔見りゃ たいがい 分かるよなー」、自嘲笑いが ちらほら。
ふと 「シルバー川柳」の1句を 思い出しました。
「入場料 顔見て 即座に 割り引かれ」(作者 71才 男性)
「旧古河庭園」をあとにし JR上中里駅へ 向かいました。徒歩 7~8分。
帰路につくには 早すぎるため ちょこっと 大型連休中の上野公園の混雑ぶりを 見てみよう等と JR上野駅で 下車。
想定通り 大変な人出でした。
(3)上野東照宮(うえのとうしょうぐう)
上野公園を訪れることも少ない上 くまなく 見て歩くことも無い類です。上野東照宮も 今回 初めてです。
3代将軍 徳川家光が造営したもので 戊辰戦争や関東大震災でも焼失せず 第二次世界大戦でも 社殿の倒壊を免れたという 江戸の面影を残す 重要な文化財になっているということです。
東照宮とは 徳川家康(東照大権現)を神様としてお祀りする神社で 日光、久能山が有名、その他にも有るそうです。
(4)天台宗東叡山寛永寺「清水観音堂(きよみずかんのんどう)」
江戸時代の浮世絵師 歌川広重の代表作「名所江戸百景」に描かれた 「月の松」の松が 再現されています。清水観音堂の舞台から 当時の風景を空想しながら 眺められます。
(5)西郷隆盛像
そして 締めは サイゴウドン。昭和30年代、北陸から 長時間 汽車に揺られて 降り立つ駅は 上野駅。上野と言えば 西郷さん・・、でした。
日中は 半袖シャツでも 丁度良い位の 暑さとなり かなり疲れましたが 大型連休中だからこそ 出来る のーんびり街歩き、たまには いいのかなと思いつつ・・・。