たけじいの気まぐれブログ

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「中学生日記より」その22(再)

2021年04月05日 13時29分49秒 | M男のあの日あの頃(the good old days)

「中学生日記より」

「gooブログ」に引っ越してくる前、「OCNブログ人」時代に 一度書き込んだことの有る「中学生日記より」を 改めてリメイクしてみようと思っているところだ。「中学生日記」とは 中学生だった頃のM男が ほんの一時期付けていた日記帳のことで 数年前に実家を解体する際に発見した、ボロボロのゴミ同然の日記帳のこと。土産物の小綺麗な空き箱や包装紙、冠婚葬祭ののし袋に至るまで 廃棄処分するという感覚が無かった父母が、子供達の教科書やノート、通信簿、図画工作作品等も押し入れの奥に詰め込んでいたもので、その中に有った。まさに「タイムカプセル」を開けるが如くの感じで、ページを捲ってみると すっかり喪失してしまっていた記憶が 断片的に炙り出されてくる。まさか 60数年後に、ブログで第三者の目に晒される等とは 当時のM男は想像もしていなかったはずで 下手な文章、下手な文字、誤字脱字多しの日記である。(コピペ文)


その22 「水浴び?」と「ジブ?」

昭和30年7月27日(水)、雨のち晴、

1限目、社会、(朝そうじ)、
2限目、英語、
3限目、理科、(野球ソフト)、
4限目、国語、(読書発表会)」、

1、魚のいっぱいいる所で 水をあびた(水浴びした)(5時まで)、
2、せなかのかわ(背中の皮膚)が むけ出した(剥け出した)」、
3、ジブは うまかった(美味かった)(うしの日)、
4、学校(に) こうもりがさ(蝙蝠傘)をわすれた(忘れた)」、

帰家(帰宅) 12時40分

1限目の社会の時間、授業をつぶして掃除したと書いてある。夏休み目前、学校もかなりゆるくなっている様子が分る。
3限目の理科の時間は、何故か 野球(ソフトボール)になっている。担当教師の都合なのか、生徒達はもうすっかり夏休み気分になっていたのかも知れない。
4限目の国語の時間は 読書発表会。国語教師H教頭のこと、一人一人に読書感想文を発表させ、厳しい指摘やアドバイスをしたのかも知れない。
12時40分には 帰宅したようだが 天気が 雨のち晴だったこともあり、学校に傘を忘れてきたようだ。

学校から帰れば、近所の子供達と暗くなるまで遊んだ時代、その日も 雨が降れば増水し、陽照りが続けば枯れ川になる近くの荒れ川へ行って、「水浴び」したようだ。M男達が 「水浴び」と言っていたのは、淀んでいる淵等に飛び込んだり、川の流れに乗って流されたり、犬掻きしたりする程度の遊びで、とても「水泳」等とは呼べない遊びのことだった。学校にも、周辺にもプール等というものは皆無だった山村のこと、M男達子供は 夏中、そんな水浴びをして過ごしたものだ。
「背中の皮が剥け出した」と書いてある。
毎年 炎天下の川原等で遊びまくったM男達は 背中から腕にかけて 皮膚は炎症、水ぶくれを起こし ペロンペロン剥けるのは当たり前だった。親も本人も 平気の平左、お互いに 剥き合ったりした位だった。

ジブが美味かった」と書いてある。
M男の家族が当時 ある種特別料理の意味合いから「今日はジブを作る」、「ジブを食べる」と話していた料理、なんだか分からないまま、「ジブ」と思いこんでいたが、後年になってから 金沢市の郷土料理「治部煮(じぶに)」のことだったのではないかと気が付いた。ただ鴨肉または鶏肉をメインとする 本来の「治部煮」とは 中身がかなり違ったものだったような気がして、「治部煮」を真似した料理?、変化した料理?だったのかも知れない。記憶曖昧だが 今で言う「肉じゃが」のようなものだったような気がする。
思い切り遊びまくり、食欲旺盛、ご飯も2杯、3杯お代わりするの当たり前で、「ジブ」でさらに食欲を満たしたに違いない。
コウモリガサ(蝙蝠傘)は 今のように軽くて丈夫なものでなく、大きく重く、骨が折れたりしても大事に使っていたもので 貴重品の1種?、代わりの傘等おいそれとは無く、置き忘れしないよう、いつも注意されていたような気がするが その日は 学校に忘れて帰ったようだ。


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