たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

三十三回忌考

2016年03月26日 23時51分00秒 | 暮らしの記録

今日 3月26日、新函館北斗駅と新青森駅間 149kmが開業、東北新幹線と接続し 北海道新幹線が 開業しました。

そんな 祝賀ムードで盛り上がっている中 1年前の3月に開業した 北陸新幹線に 初めて乗車し 故郷北陸に出かけ かねてから決まっていた 親戚の 三十三回忌法要に 出席してきました。

仏事法事に疎い人間とて 毎度 戸惑うばかりですが 三十三回忌法要について ざっくり 認識を新たにしたところです。
三十三回忌とは 亡くなってから 満32年目に行う 年忌法要のことですが もちろん 地方によって、宗派によって 差異はあると思われるものの 故郷の地方では 年忌法要の内で 最も重要な法要であると位置づけられている感じがします。
この法要をもって 年忌法要の最後とする 「弔い上げ」とも 呼ばれており 広く親戚縁者を招き 盛大に執り行う土地柄なんです。
確かに これまでも 親戚や近所隣りの口から 「三十三回忌を終えて ほっとした」「やっと 肩の荷が降りた」等という 重責を果たしたような 安堵の言葉を よく 聞いてきました。

法要の後の 導師の法話によると 亡くなった人の個性も 33年で無くなり 以後は 「ご先祖様」として 供養するという考え方のようで、仏壇から 戒名を記した位牌を片付け 以後は 「先祖の霊」と記した位牌を 祀るんだそうです。
また 亡くなって33年目には どんな罪を犯した人間でも 無罪放免になって 極楽浄土に行けるという考えもあるようです。

そんなことで 三十三回忌法要は むしろお祝いの感じさえする法要で 地元の仏具店で 教えてもらって準備した香典袋も 紅白の水引、法要後の宴席(地元では お斎(おとき)と 称していますが)は カラオケ付き・・・・、
まるで 結婚式の引き出物の如くの 大荷物を ぶら下げて 疲れ果てて 帰ってきました。


 

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2 コメント

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口実様、おはようございます。 (takezii)
2016-03-27 08:54:56
とりあえず 函館までですと ちょっと・・と 考える人が多そうですね。
新幹線に限らず どんどん スピード化する現代社会、クリックするだけで 事が済んでしまったりする時代、時間の観念も かってとは大違い、我々世代は 未だしも 次世代、次々世代では 先祖の供養の仕方、考え方も 変わってくるのかも知れませんが・・・。
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お疲れ様 (口実)
2016-03-27 06:20:30
多分、北海道新幹線は無用の長物と化すでしょう。珍しい今でも予約は25%程度とか。分断した乗りかたはするかもしれないけど、飛行機の方が安い。外国人観光客が乗ってくださればいいのですけど。

私の記憶では50年が有ると聞いたような・・・。お寺さんから〇年△回忌と忘れずに連絡が有り、葬式時にそのような文章も頂いた気がします。現実的には故人の知人も鬼籍に入っているのでどうなるのか・・・お寺で家族だけでの法要?現実的には故人の子どもしか知らない状況です。でも50年は無理かな・・・。さてどうするか、このブログを見て思考しています。
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