7年前、「gooブログ」に引っ越してくる前、「OCNブログ人」時代、
2014年4月12日に書き込んでいた記事を、コピペ、リメイク(再編集)
「別離(わかれ)」(再)
記憶から完全に喪失していた物が、最近、不要雑物身辺整理中に出てきた。若かりし頃、若気の至りで、書きなぐっていたと思われる詩の類である。不揃いの便箋やレポート用紙等に、バラバラと走り書きしたような代物で、色褪せてカビ臭い茶封筒に詰まっていた。そのまま、ゴミ箱行きにすれば良さそうな物だが、数十年ぶりに目にして、タイムカプセルを開けるが如く、ある種、感動さえ覚えてしまい、全てを捨て去る前に、「青春の思い出の欠片」として ブログに書き留め置こう等と考えてしまった。今の爺さんには、気恥ずかしく、冷や汗が出るような、ぞっとするような、拙劣な詩の類ばかりだが、恥じも外聞もなく、そのまんま・・・・。
その中に、「別離(わかれ)」と題した詩(もどき)が有った。「昭和40年3月12日」と記されており、今から56年も前、故郷を離れる春、感傷的になって書き殴ったものかも知れない。50数年後に、他人様に公開される等とは、当時、夢にも思わなかったことで、無茶苦茶、いい加減な詩であり、自嘲もしてしまうが、これも又、過去のあしあとの一つと居直って・・・。
「別離(わかれ)」
春は 名のみ来たりて
雪深き 越路の山々
遠き別れを 泣く雁の
さびしく 一人 振り向けば
白き頬濡らす 乙女子(おとめご)の
小さき肩を 抱(いだ)きしめ
紅き夕映え 仰ぎ見て
忘れ得ぬ 君が想いを 託しつつ
忘却を誓う 悲しき人の
運命(さだめ)有り
(昭和40年3月12日)
(ネットから拝借画像)
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