ブログ書き込み等で、よく使っている言葉の中にも、よく分かっていない言葉が、結構有るものだ。時々、「もしかして、その使い方、間違ってない?」・・・等と自問することも有る。
日頃、漢字パズル?、漢字クイズ?等に没頭している妻の座右には、「国語辞典」「漢和辞典」「日本語に強くなる本」「四字熟語辞典」「役に立つ故事ことわざ慣用句辞典」等々が、積まれていて、場合によっては、借りてチラ見、確認することも有りだが、いい加減に使っている方が圧倒的に多い。
「何事も、切羽詰まらないと、重い腰が上がらない性分で・・・」
「締切日ギリギリになり、切羽詰まって、投句し、あやうくセーフ・・・」
等と、よく使っている、「切羽詰まる」という言葉も、そのひとつだ。
今更になって調べてみると、
「切羽詰まる」とは、
「物事が差し迫って、どうにも切り抜けられなくなること」
「土壇場まで追い詰められて、身動きがとれなくなること」
「抜き差しならなくなること」
等々の意味の言葉であり、
「切羽」とは、刀の鍔(つば)の両面で、柄(つか)と鞘(さや)にあたるところにそえる薄い金具で、刀身を貫く長円形の穴が有り、この切羽が詰まると、刀が抜き差し出来なくなることから、例えられた言葉なのだそうだ。
「へー!、そうだったの」・・・、目から鱗・・・、である。
切羽
(ネットから拝借画像)
早速、「切羽詰まる」を使って・・・・、
毎度、図書館から借りてくる本には、返却期限が記された紙片が挟まれており、何事にも切羽詰まらないと重い腰が上がらない性分の爺さん、返却期限があと数日となると、慌てて読み出すというのを繰り返している。
今日も、先程、返却期限日ギリギリの本を、図書館に返しに行ってきた。
数年前まで、まるで読書の習慣等無かった類だが、ブログを始めてまもなくの頃、相互フォロワー登録しているある方から、藤沢周平作品をすすめられ、その気になり、生まれて初めて図書館に出向き、その1冊に手を伸ばしたものだったが、それがきっかけになって、少しづつ読書の習慣が身に付き出し、今に至っているという次第。多分、性分からして、返却期限等が有ったらばこそ、なんとか読書が続いてきたのだと、確信しているところだ。
世の中には、「先手必勝」・・・、何事も、早目、早目に手を打つタイプの方々が多いのではないかと思われるが、何事にも、「後手」「後手」に回ってしまう爺さん、性分だから、仕方ない?。
これからも、変わることは、無い・・な?、等とつぶやきながら。