荒野
苛つく体を抱えて荒野をゆく姿が
俺の目に焼きつくと同時に勇気が湧いた
お前は荒野をその意志の強さで何とか切り抜けるだろう
お前は荒野で狂うかもしれないが
その頑強なる魂で切り抜けるだろう
焼けつく太陽はお前をジリジリと焦がしてゆくだろう
吹きすさぶ風はお前の肌を傷めつけるだろう
盲目になり例えお前の姿が見えなくなったとしても俺は
お前のこの勇姿を忘れ得ないだろう
これがお前の生きてきた姿なのだということを
忘れないでいるだろう
積山勝一氏 ・カラー魚拓 2014年に古本カフェでやったもの。当時はまだ古本は置いていなくて、ただのカフェでした。積山さんももう連絡が取れなくて、どうしておられることやら。もう七年も経っているんですものねえ。ひえぇ、時のたつのの早さの歳を取ってからの早さはすごいことですね。あぁ、こうやって、ジタバタしているうちに死んでいくんだろうなあ。と、なんか長くなってしまった。つまり、この魚はこう言っておる、魚を食うのも命がけだな!