日本のインテリゲンチャには汚物に対する信仰が
あるみたいで、芥川賞なんかでも、何度かすごく
汚いうんこびちゃびちゃ小説が受賞したりする。
ぼくはすごく下品だし、汚いことだと思うのだけれ
どね。
ここでも、「排泄図書」と題される汚物小説が取りざ
たされるが、こういう感じで評価されてたり、そうじゃ
なかったりするのか、と思う。
選考経過の作家の先生方と思われる人々の言動を追った
この短編。横文字が効果的に使われていておもしろい。
ネクロフィリア状況や、メタモル派、チビクロサンボ主義と、
ぼくにはさっぱり意味の分からない言葉が次々にでてくる。
が、なんか楽しい。
ぼくの小説、今頃、選考されてんだろうな、と思いながら
読んだ。
(読了日 2023年1・16(月)19:12)