講談社文庫 1983年
結局、このルイ子さんは愛をさがし、愛について
描いているのだと思う。女性がセックスが好き、
とはなかなか言えなかっただろう70年代に、
女性のセックスについて語るというのは勇気の
いることだ。
アメリカの女性の悩みや、日本の女性の悩みに
対峙していく勇敢さ。そもそも、ぼくは女という
ものは、本でしか知らない。エッセイで女性と
言うものを知り、太宰に教えてもらった。でも、
太宰の女性の見方って正しいのかな。よく、眠ると
か?
ルイ子のルイは人類愛のルイなのだそうだ。黒人
ハーレムに関わって、多くの写真を撮った。この
本にはそのアメリカの写真が載っている。かっこいい、
イケてる写真(なんてチープな表現!)にぼくは
彼女の人への愛を感じた。でも、ぼくは人間嫌いだか
ら、彼女に嫌われちゃうかもね、チーン。
(読了日 2024年4・22(月)18:30)
(鶴岡 卓哉)
か
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