ぼくの古本人生が幕を開けたのは、遥か昔、小三の
頃に風邪をきこしめしていたぼくにハハが「シャーロック
ホームズの冒険」の恐ろしく汚い10円で買ってき
たという昭和三十年代に出版されたらしい古本を
意気揚々と渡し、幼いぼくは、はあ、こういう古本と
いうものがあるのだ、と思った。それから、いろいろ
な古本と出会ってきた。その頃は、勿論、ブックオフ
なんて存在しない。古本はしっかりと古本していた。
昨日の事、アカデミイに行き、類語辞典を視ていて、
欲しいと思った類語辞典と巡り合ったので、800
円で贖った。先週は漢字源を買ったのだ。それで、
辞典と云うものの利便性というか、その引くってこと
の神聖性といったら大袈裟か、まあ、辞典に目覚めた
ぼくだった。その、大野晋氏と浜西正人氏の辞典は
なんというか、すごく良いのだ。類語辞典界猥では、
この両氏は極めて有名らしく、いろいろなタイプの類語
辞典を出版されているようだ。
昨日は、墓参りに行って来たのだが、祖祖父の命日で、
ぼくは、この人とは会ったことはないのだが、
かなり生命的な問題に渡って、お世話になっている人だ。
勿論、この人がいなかったら、ぼくも存在しないと云う
意味もあるが、それだけじゃないいろいろとお世話に
なっておるのだ。そういった意味じゃあ、このブログも
恐らく存在し得なかったであろうし、いろいろと影響を
未だにこの世界に及ぼしているのだ。死んだからと言って
それでお終いというわけじゃないのが、この世界の面白い
ところでもある。
なかなか長くなって来た、これにてお開き。
じゃあ、みゃた。
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