幻冬舎文庫 2011年
映画、TV、ドラマといったものは得てして、消費
されてゆく運命にあり、本も一部を除けば大抵消費
されてゆくものだ。
多分、高山氏はそういうことに抗っているのだと
思う。いや、抗うのとは少し違うのかもしれない。
別次元で戦うことすら拒否することによって、抵抗
しているのだ。この本書は映画の批評というのとは
違う、映画を愛してしまった人の手記だ。そこには
愛故に豊かな感性に満ち溢れている。
ぼくは高山氏のファンであり、ウォッチャーでもあるの
だが、あの喋り方がすごく好きなんだよねえ。
ジャージの二人を見てみたいな、そういえば、レンタル
DVD屋ってなくなったなあ、それも時代かな。
(読了日 2024年8・10(土)1:15)
(鶴岡 卓哉)
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