古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ほるぷ出版の本はかなしい     椎名誠

2022-11-28 06:59:11 | 本の紹介

本の雑誌社   1979年12号

 

本に対する愛情から全集なぞを出版しているというほるぷ

 

出版を徹底的に攻撃している。果たして、全集をだしている

 

というほるぷ出版というものは存在するのだろうか? という

 

疑問にも思うくらいだが、椎名氏は読まずにうっちゃられてい

 

る本というものに激怒しているらしいのだ。本は読まれて初めて

 

意味が生じる。くたくたに読まれ、人生これまで、という本を

 

いたく愛されているらしい。

 

古本屋をやっていると、読まれない本というのはなんとなく分かって

 

くる。あー、この本読まれていないね、と思う本はけっこう多い。

 

実際読んでみても、内容ははなはだ芳しくない、つまらない、と

 

いったら、つまらないが、読みすすめるのに力が必要という本なのだ。

 

で、このなんちゃって書評の着地点はどこかというと、ぼくは見失って

 

しまって、落とし穴に落ちてしまった、ということだ、チーン、お粗末。

 

        (読了日 2022年11・19 23:40)

 

 

 

 


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