本の雑誌社 1979年12号
本に対する愛情から全集なぞを出版しているというほるぷ
出版を徹底的に攻撃している。果たして、全集をだしている
というほるぷ出版というものは存在するのだろうか? という
疑問にも思うくらいだが、椎名氏は読まずにうっちゃられてい
る本というものに激怒しているらしいのだ。本は読まれて初めて
意味が生じる。くたくたに読まれ、人生これまで、という本を
いたく愛されているらしい。
古本屋をやっていると、読まれない本というのはなんとなく分かって
くる。あー、この本読まれていないね、と思う本はけっこう多い。
実際読んでみても、内容ははなはだ芳しくない、つまらない、と
いったら、つまらないが、読みすすめるのに力が必要という本なのだ。
で、このなんちゃって書評の着地点はどこかというと、ぼくは見失って
しまって、落とし穴に落ちてしまった、ということだ、チーン、お粗末。
(読了日 2022年11・19 23:40)
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