古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

場所はいつも旅先だった     松浦弥太郎

2021-12-12 09:54:10 | 本の紹介

集英社文庫   2011年

 

ぼくのみていたVlog ユーチューバーが丁度

 

褒めたりしていて、期待して読んだ。

 

初めは良かったが、だんだんこれは創作だな、と

 

分かってくる。そうすると、自慰的作品、オナニー、

 

セックス作品にしか見えなくなってくる。これが、

 

初めから創作だとしても、オナニー小説の原案としか

 

思えないがね。

 

アレン・ギンズバーグに合うところも、あれ、きっと

 

創作だし、女とやりまくるっていうのも、あれ、創って

 

るでしょ。

 

松浦氏もぜんぜんイケメンじゃないしさ、どういうこと?

 

あっ、おいら悪口言ってない? 言っちゃってるね、なんか、

 

褒めないとダメだね、そうだね、文章は読みやすかったで

 

すよ、すごく、以上です。……合掌。

 

 

 

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蟻の穴      遠藤周作

2021-12-11 01:43:09 | 小説の紹介

「別冊文春」71年9月

 

阪神で育ち、そこで大学にも通った男が、

 

神戸へホステスを連れていく。佐々木は

 

ホステスを抱くのだが、フツーの男の怖

 

さがここにある。なんで平気な顔をして

 

ホステスを抱けるのか、怖い。その昔、

 

戦時中に学生だった佐々木は、古本屋の

 

豚のような年上の女とようやく付き合い

 

だし、裏山でまぐわい、その豚のような女

 

が妊娠したことを知る。女は蟻地獄に蟻を

 

落とし、楽しそうにしていた、というのが

 

効果的に描かれる。伸ばし伸ばしにしてい

 

る返答に、とうとう空襲が来て、豚娘は死

 

んでしまったことを知る。佐々木はホステス

 

と味わう快楽の味を想う。この佐々木は色キチ

 

だろうか、それとも、フツーの男というのは

 

昔は、みんな色キチだったのだろうか。考えさ

 

せられてしまう、おれっちだった。

 

 

 

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憑かれた人     遠藤周作 

2021-12-10 02:04:36 | 小説の紹介

第二怪奇小説集所収  「小説現代」65年11月号

 

語り手は神田神保町の古書店の店主、神谷良太郎、48歳。

 

その店主が千々岩(ちじわ)さんと知り合い、その千々岩

 

さんが千々岩ミカエルの子孫じゃないか、と切支丹ものの

 

古書売りたさもあり、そういうと、千々岩さんはのめりこみ

 

ラッキーで一つ発見してしまったので、さあ、タイヘン、

 

土地を買い漁り始めるは、で、顔が醜く、物欲に歪み始め、

 

なってくる。

 

聖像を見つけたく思った千々岩さんは、自分の仕込みで、入院

 

してから、ある場所を掘らせたりして、完全に狂ってしまった

 

かのようだ。そして、亡くなってしまうのだが。

 

自分の名前という運命に翻弄される、という、これは定めだ、

 

と思ってしまうのでしょうか、怖かったです。

ちょっとそこいら辺は狂気が漂うくらいに

 

 

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偽作      遠藤周作

2021-12-08 00:50:28 | 小説の紹介

第二怪奇小説集所収 「オール読物」60年8月号

 

6年前に妻を亡くした男が、後妻をとり、その後妻が

 

小説をやることを条件に結婚した。そのうち、新人賞を

 

とり、忙しくなったが、じきにその小説が叔父が書い

 

たものだということが判明する。

 

その叔父が家を我が物顔で歩き、次作を書くのだ、と言

 

っている。おカネも五万用意した。憎しみが増し、ウィス

 

キーをせがまれ、そこに殺虫剤が入っていることを発見

 

する。叔父もバカだ。殺虫剤をウィスキーと思ってバカ

 

がいるだろうか? ちょっとそこいら辺もおかしい。もっと

 

おかしいのは殺虫剤で殺した後、妻が私を犯した男に復讐

 

しようと思っていたという。代作していたということは、

 

読めばわかるのだから、思い込ませるとか、自分(妻)が

 

自分で書いた、というのもちょっとおかしい。とにかく、

 

ヘンな小説であった。理屈のまったく合わない小説だった。

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幻の女   遠藤周作

2021-12-07 18:37:40 | 小説の紹介

第二怪奇小説集所収    「小説 宝石」71年8月

 

古本屋で買った古本に住所と名前が書いてあり、それは

 

菅原綾子という名前で、ヒ素で殺してしまう本だったので

 

 

男は、近所に住んでいたその女の周辺の死を、ヒ素で殺し

 

たものだと思い込むが、その女は引っ越してしまっている

 

ことをしる。

 

その転居先も調べ上げると、スナックをやっていて、そこ

 

に行って、懐を突いてみる。そして、二回目の時、おごりで

 

飲ませてもらったカクテルで、倒れてしまい、ヒ素で殺される

 

と思ったが、空腹でアルコールをぐい飲みしたからなのだった。

 

その時、失禁してしまい、手当てをしてもらい、そののち、女

 

とは恋仲になるという筋立てだ。

 

奇妙な話ではあるな。

 

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共犯者      遠藤周作

2021-12-07 01:33:44 | 小説の紹介

第二奇怪小説集所収  「オール読物」61年10月

 

医者が診察室の中で煙草を吸う場面がある。今

 

だったら、大問題だ。主人が胃潰瘍で入院し、

 

会社の人が見舞いに来て、その人と浮気する。

 

大して後ろめたい気持ちにもならず、とうとう

 

主人は手術を受けて、一通の手紙を預かる。

 

その浮気した相手は、賄賂で捕まってしまう。

 

主人はただの胃潰瘍で、その手紙を妻が読むと

 

潔白である、と書いてあったが、助かったと知ると

 

破いて捨ててしまう。

 

牢屋に入っている浮気相手のことは一顧だにせず、

 

助かった主人と当たり前のような顔をして、過ごす

 

だろう女の怖さ。女というのは、怖ろしい生き物に

 

違いねえ。

 

(読了日   2021年10月5日(火))

 

 

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ジャニーヌ殺害事件   遠藤周作

2021-12-06 06:55:18 | 小説の紹介

第二怪奇小説集所収   1959年

 

仏蘭西のリヨンという街の大学に通っていた頃の

 

話。この街では黒ミサやら悪魔絡みの事件が多発

 

し、それは霧深いことに関係しているのではないか

 

と周作氏は推理する。その街で人気のないパン屋で

 

パンを買うが、そこに小さな子供、ジャニーヌがいた。

 

その娘の母親が問題の女だ。その女が男と連れ立って

 

歩いているところを見たような気がした周作氏だが、

 

女のやつれた顔を見ると、男ができたようには見えない。

 

しばらくして、その街を離れて、ある朝、朝刊を読むと

 

八歳の娘を殺した男の写真がでかでかと出ていた。

 

しかし、このまま事件は終わらない。裁判所で、

 

「ノン、ノン、ノン」という悲鳴に近い声がした。それは

 

母親だった。「ノン、ノン、ノンーこの人じゃない、殺した

 

のはこの人じゃない」そうだ、母親がジャニーヌを寝かしつけ

 

ガス栓をひねり、その間にトラック運転手の愛撫を受けて

 

いたのだ!

 

 

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ユーチューブ活動の終了のおしらせ!

2021-12-05 04:09:29 | カフェ、ギャラリー

三か月にわたって、活動してきたユーチューブ

 

活動だが、あんまり合っていないらしく、活動

 

結果も芳しくなく、終了させていただくことに

 

した。

 

ユーチューブでやりたいことは、やったような

 

気もするし、このまま続けていても仕方ないので、

 

これからは、地道にgooブログの方で活動をさ

 

せて頂くことにする。

 

また、よろしくお願いします。 

 

内容ですが、今まで通り、書評めいたことをやった

 

り、色々やっていけたらなあ、と思っとり〼。

 

ユーチューブをやってみた感想ですか? 大変です

 

ね。ある部分賭けてやっているってのが分かりまし

 

た。僕がやりたいことって、そういう(ユーチューブ)

 

ことじゃないんだな、って分かっただけ、いいかな、

 

と思います。

 

動画は、そのままにしておくので、ヒマな人は見てくだ

 

さいね、ではでは、今回はこんな感じで、失礼します。

 

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