花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

アサギマダラの来訪 フジバカマ ホトトギスの花 我が家の八重桜(返り咲き) 今季の初ツバキ ジャコウアゲハのサナギ

2021年10月22日 | 出来事

 秋の七草の一つ、フジバカマ(藤袴)だ。近年では秋の七草よりアサギマダラの好きな花としての方が有名かも知れない。アサギマダラが来ることを祈って育てている人も多いと聞く。我が家もその一人でもう育て始めてから7、8年になろうか。去年から育てている場所が広がっている。 

  

 白く小さい花が群がって咲く。蝶にとっては蜜を吸いやすい花なのかも知れない。10月中旬、待ちに待ったアサギマダラが現われた。庭を歩いていたとき、頭上を飛ぶ蝶の影が地上に映る。見上げると色鮮やかな蝶が!来たー!。私より楽しみにしていた女房を呼ぶ。”お~い!”、今年一番大きな声だったかも知れない。

  

 3種目のホトトギスの花が咲き始めた。鳥のホトトギス(時鳥)柄に似ていると言う花名の語源はこの種から来ているように思う。

  

 青空の下、玄関先の我が家唯一の桜、八重桜の返り咲きである。ここ数年、毎年今頃咲いた桜を見る。これだけ恒例のように咲くと、もう返り咲き(狂い咲き)とは言えないように思ってしまう。今季、最初の椿が咲いた。不思議なもので例年の一番咲きの種とは違う木だ。

  

4月初めから飛び続けてくれたジャコウアゲハが9月中旬で今年の飛びを終えたようだ。これからのサナギは越冬組だ。去年から越冬したサナギが羽化して蝶になり、卵を産む。卵→幼虫→サナギ→そして蝶になりまた卵を産む。繰り返すこと4回目のサナギが越冬組だ。

  

 多くのサナギは家屋の軒下でサナギ化している。が、”こんなところで”と思えるサナギも少なくない。上記の2つは薪置き場の積んだ薪と横枠の間、そして外してかけておいた台車のパイプにもいる。更に下記の2匹はもっと厳しい所だ。一つ目は一般にどじょうすくいザルと呼ばれるザルを立て掛けて置いたらその内側に付いていた。そして二つ目、こちらは金魚・メダカを飼っている水槽だ。来年4月初めまで6ヶ月近くある。大丈夫かと心配する。

  

 ジャコウアゲハの幼虫が唯一の餌とするウマノスズクサは毒性があり、これを食べて育った幼虫・サナギも毒を持ち外敵に襲われないと読んだことがある。確かに幼虫は餌のウマノスズクサが少なくなり幼虫間で争うことを除き、あまり襲われたのを見たことがない。が、ある種の蜂に幼虫の間に寄生虫の卵を植え付けられ蛹になってから中から食われたり、サナギの時にかじられたり、羽化するときにアリ・カマキリに襲われているのは見たことがある。物の本によるとサナギの羽化率は20%ぐらいのようだ。昨年は27個、今年も30個ぐらいの越冬サナギが見える。2階の軒下等は難しいが上記のような場所のサナギは回収して育ててみようかと考えている。ところで一つ、疑問が。”どうして今回のサナギは自分が越冬すると分かっているのか”。いつもはウマノスズクサの近くでサナギ化するのに今回は遠い家の周りまで移動して来てサナギになっている。明らかに越冬することが分かっている行動だ。これも物の本からの知識だが日照時間とのことだ。多くの昆虫の基本本能かもしれない、納得・納得。

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