(DVD)
ここに登場するのは、中年のおじさん4人組。
実業家のウディ。しかし実は事業に失敗し、妻にも離婚されている。
歯科医、タグ。最近メタボぎみ。息子にもバカにされている。
自称小説家のボビー。しかし、奥さんにとがめられて、便器修理の仕事に・・・。
パソコンおたくのダドリー。情熱的な恋も知らないまま、これまで来てしまった・・・。
それぞれ、人生に煮詰まって、生きる意欲も減退のこのごろ。
4人の共通の趣味はバイクなのですが、年も年だし、遠出なんかしたこともない。
しかし、すっかり今の人生を投げ出したウディの口車に乗せられ、
なんと、アメリカ横断3200キロの旅に出ることになった。
目指すは西海岸!!。
予定なんか立てない。
地図なんか持たない。
ケータイなんか捨てちまえ!
気分はすっかり少年。
ハーレーダビッドソンでいざ冒険の旅へ!
この旅立ちの高揚感はいいですね。
アメリカ横断、というのはバイクでなくてもロマンを感じます。
あの果てしもない荒野を貫くハイウェイ。
う~ん、気持ちよさそうですね!
いや、でも、3200キロ・・・。一日でイヤになると思う・・・。
さてしかし、テントを燃やしてしまう等、どじを踏みながらも、途中までは順調に行くのです。
ところが途中のある町で、
バイクを乗り回し好き放題暴れているワルの集団に関わってしまったために、大変なことに・・・。
ユーモアたっぷりで、とても楽しめる作品です。
毎日毎日同じようなことの繰り返し、時にはこんな風に、思い切りハメをはずしてみたい気はしますね。
それにしても、殿方はバイクが好きですね。
まあ、女性でも好きな人はいるでしょうけれど、私はてんでダメです。
ある知人の男性が言ってたんですよ。
「男にはバイクが必要だ。」
今はめったに乗らないのに、せっせと磨きをかけているそうな・・・。
このセリフがあまりにもかっこいいので、しばらく内輪で受けていました。
そうですね、さしずめ女なら・・・
「女にはドレスが必要だ。」
なんて、どうかな?
2007年/アメリカ/100分
監督:ウォルト・ベッカー
出演:ジョン・トラボルタ、ティム・アレン、マーティン・ローレンス、ウィリアム・H・メイシー