チャーチルの握った鮨なんか食えるか
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三谷幸喜作舞台脚本を自身で脚色、映画作品としたものですが、
監督は務めていません。
舞台は昭和15年。
世情不安定、今しも日米開戦の幕が開けようとする寸前。
警視庁保安課検閲係向坂(役所広司)と
検閲を受ける脚本家たちの面談室が主な舞台。
ある日、劇団“笑の大学”の座付作家・椿(稲垣吾郎)が
次回上演予定の自らの脚本を持ってやってきます。
向坂は“笑い”を一切解さない男で、
椿の台本をビシビシ叩いていきます。
台本がここの検閲を通らないと、上演することができないのです。
しかし椿は向坂の無理難題を引き受け、翌日には直した原稿を持ってくる。
そんなことが1日、2日、3日・・・と続いていくのですが、
通い詰めるうちに不思議な連帯感を抱いていく二人。
お笑いには一切興味がなかった向坂が、密かに椿の劇場に足を運んだりもするのです。
「思想統制」という重い時代を描きつつ、
人情とお笑いでホロリとさせるシャレた一作。
役所広司さんの笑いながら怒るという演技が見もの。
そして稲垣吾郎さんの一途で生真面目な好青年ぶりがなかなかいいんだなあ。
彼の“闘い”ぶりをご覧あれ。
劇中劇といいますか、椿の書いている台本が面白そうなんですよ。
始めはなんと「ジュリオとロミエット」。
そう、「ロミオとジュリエット」のパロディなんですね。
ところが向坂が、「敵国毛唐が主役の劇などまかりならん」というものだから、
金色夜叉の「貫一とお宮」に置き換えることになってしまいます。
この劇も是非通しで見てみたかったですね・・・!
「笑の大学」
2004年/日本/121分
監督:星護
原作・脚本:三谷幸喜
出演:役所広司、稲垣吾郎、高橋昌也、小松政夫
反骨度★★★★☆
ユーモア度★★★★☆
満足度★★★☆☆
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三谷幸喜作舞台脚本を自身で脚色、映画作品としたものですが、
監督は務めていません。
舞台は昭和15年。
世情不安定、今しも日米開戦の幕が開けようとする寸前。
警視庁保安課検閲係向坂(役所広司)と
検閲を受ける脚本家たちの面談室が主な舞台。
ある日、劇団“笑の大学”の座付作家・椿(稲垣吾郎)が
次回上演予定の自らの脚本を持ってやってきます。
向坂は“笑い”を一切解さない男で、
椿の台本をビシビシ叩いていきます。
台本がここの検閲を通らないと、上演することができないのです。
しかし椿は向坂の無理難題を引き受け、翌日には直した原稿を持ってくる。
そんなことが1日、2日、3日・・・と続いていくのですが、
通い詰めるうちに不思議な連帯感を抱いていく二人。
お笑いには一切興味がなかった向坂が、密かに椿の劇場に足を運んだりもするのです。
「思想統制」という重い時代を描きつつ、
人情とお笑いでホロリとさせるシャレた一作。
役所広司さんの笑いながら怒るという演技が見もの。
そして稲垣吾郎さんの一途で生真面目な好青年ぶりがなかなかいいんだなあ。
彼の“闘い”ぶりをご覧あれ。
劇中劇といいますか、椿の書いている台本が面白そうなんですよ。
始めはなんと「ジュリオとロミエット」。
そう、「ロミオとジュリエット」のパロディなんですね。
ところが向坂が、「敵国毛唐が主役の劇などまかりならん」というものだから、
金色夜叉の「貫一とお宮」に置き換えることになってしまいます。
この劇も是非通しで見てみたかったですね・・・!
![]() | 笑の大学 スペシャル・エディション [DVD] |
三谷幸喜,三谷幸喜 | |
東宝 |
「笑の大学」
2004年/日本/121分
監督:星護
原作・脚本:三谷幸喜
出演:役所広司、稲垣吾郎、高橋昌也、小松政夫
反骨度★★★★☆
ユーモア度★★★★☆
満足度★★★☆☆