映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

グランメゾン・パリ

2025年01月15日 | 映画(か行)

お腹いっぱい

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テレビドラマ「グランメゾン東京」の続編映画版。

正直これは後で配信になってからで良いなと思っていたのですが、
他にタイミングよく見られるものがなかったという成り行きで、拝見。
とはいえ、以前のテレビドラマもこのお正月版も
しっかり見ていたので準備はバッチリです。

「グランメゾン東京」が三つ星を獲得した後。

尾花(木村拓哉)と早見(鈴木京香)は、パリに新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、
アジア人初となるミシェラン三つ星獲得を目指していました。
しかし、この地でアジア人が満足のいく食材を手に入れることは難しく、二つ星止まり。
尾花はかつての師と、次のミシェランで三つ星をとらなければ店をやめ、
フランスから出ていくと約束してしまいますが・・・。

フランス料理の本場で、アジア人が開く店に
最上級の品物をそう簡単は売ってもらえない・・・という困難が、
本作の最大の難関ですね。
それと尾花があまりにもオレサマ体質なので、ついて行けないスタッフもいる・・・と。
そして、尾花のよきパートナー、早見との決別。

これら問題を乗り越えつつ、最後にはスタッフ皆、一致団結して取り組んで・・・
というお定まりのエンディングへと突き進んでいくわけ。

あ、厨房スタッフの1人が韓国人(オフ・テギョン)で、借金を抱えていて、
そのスジの連中に付け狙われているというエピソードは斬新でした。

結果、やはりこれはテレビドラマでもよかったし、
後に配信で見るので十分だったのではという感じです。
普通に面白くはあるけど。

三つ星のフレンチなんて、一体どれだけの人が食べるのよ・・・って、
反感を持ってしまう年金生活者なのであります・・・。
三種の肉が入っているパイなんて、
見るだけでくどくて、お腹いっぱいでした。

<シネマフロンティアにて>

「グランメゾン・パリ」

2024年/日本/117分

監督:塚原あゆ子

脚本:黒岩勉

出演:木村拓哉、鈴木京香、オク・テギョン、正門良規、冨永愛、及川光博、沢村一樹

 

高級料理度★★★★★

チームワーク度★★★★☆

満足度★★★☆☆