おとり捜査に協力したが故に
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16歳で麻薬王となった実在の人物リチャード・ウェルシュ・Jrがモデルの物語です。
1980年代デトロイト。
リック(リッチー・メリット)の父(マシュー・マコノヒー)は銃のディーラー、
姉は麻薬中毒、そんな環境で育ったリック。
彼は黒人ギャングたちと親しくなり、そんな中の唯一の白人ということで
「ホワイト・ボーイ・リック」と呼ばれるようになります。
そんなある日、FBIがリックに目をつけ、情報提供者となることを持ちかけます。
承諾したリックはその情報提供のために麻薬取引に関わるようになり・・・。
元々リックは姉の中毒を見ており、
また、結構いい加減な父親が「麻薬にだけは手を出すな」と言っていたこともあって、
それまで麻薬には興味がなかったのです。
ところがFBIのおとり捜査の手先となり、麻薬の取引方法を図らずも身につけてしまった。
危ない目にも遭い、いったんはこの話は終了するのですが、
その後、金のためにリックは自ら麻薬取引に手を染め、それが成功を収めていく・・・。
でもこれは成功物語ではないのです。
その後逮捕されたリックはまだ10代というのに無期懲役の刑を科せられてしまう・・・。
しかしこれにはFBIの責任はないのか・・・?
無論FBIがおとり捜査のことを証言などするはずがありません。
そういう、いかにも非情で苦いストーリー。
そもそもそこまで麻薬が横行している社会が問題なのだろうなあ・・・
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マシュー・マコノヒー,リッチー・メリット,ブルース・ダーン,ジェニファー・ジェイソン・リー,ブライアン・タイリー・ヘンリー | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
<WOWOW視聴にて>
「ホワイト・ボーイ・リック」
2018年/アメリカ/110分
監督:ヤン・ドマンジュ
出演:マシュー・マコノヒー、リッチー・メリット、ベル・パウリー、ジェニファー・ジェイソン・リー
理不尽度★★★★☆
満足度★★★☆☆
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