非日常の中で思う人生
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九州を走る豪華寝台列車の「ななつ星」。
調度品や食事、クルーのもてなしとすべてが上質で
非日常を味わう憧れの旅として知られています。
この夢の列車を舞台に、
7人の人気作家が「大切な誰かとの時間」を描き出します。
すれ違う夫婦、かけがえのない旧友、母と娘……。
旅の途中だからこそ吐露される、
心に秘めた言葉たちが胸を打つアンソロジーです。
あなたなら、この旅に誰とでかけますか――?
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九州を走る豪華寝台列車「ななつ星」を舞台とする物語。
7人の作家によるアンソロジーです。
この作家の顔ぶれが以下の通り。
なんとも豪華です。
<小説>
『さよなら、波瑠』 井上荒野
『ムーン・リヴァー』 恩田 陸
『アクティビティー太極拳』 川上弘美
『ほら、みて』 桜木紫乃
『夢の旅路』 三浦しをん
<随想>
『帰るところがあるから、旅人になれる。』 糸井重里
『旅する日本語』小山薫堂
これはもう、読んでみたくなりますよね。
それぞれの旅・・・。
特別に豪華な非日常を、
人々はどうしてしてみようと思ったのか、そして、何を思うのか。
それはつまりその人の人生を語ることでもあるのです。
ううん、やはり一度でいいからこんな旅をしてみたいですね。
物語を読みつつ、そう思いました。
旅心を誘うオシャレな本であります。
「Seven Stories 星が流れた夜の車窓から」 文春文庫
満足度★★★.5
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