映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ノッティングヒルの恋人

2021年01月16日 | 映画(な行)

セレブに恋した男

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ロンドンのノッティングヒルで小さな書店を営むウィリアム(ヒュー・グラント)。
ある日、彼の書店に誰もが知るハリウッド女優・アナ(ジュリア・ロバーツ)が訪れます。

その後、ウィリアムは街角で偶然アナとぶつかり、
ジュースをかけてしまったことから、2人の交流が始まります。
ウィリアムは、アナが大女優というだけでぽ~っとなりますが、
次第にその飾らない人柄を好きになっていきます。
そしてアナは、不器用だけれど誠実なウィリアムに惹かれていきますが・・・。

 

いろいろな物語の別バージョン、という感じがします。
王子様と出会ってしまった庶民の少女の逆パターンであり、
王宮から抜け出したお姫様の冒険譚のようでもあり・・・。
ラストで、新聞記者などに混じってアナにインタビューを試みるウィリアムは、
明らかに「ローマの休日」を意識していますね。

例によって、ヒュー・グラントの回りはナイスな友人たちが取り巻いています。
何かといえば集まって、愚痴を言い合ったり励ましたり。
こういう交友関係は宝です。

特に本作ではウィリアムとルームシェアしている男が、
いかにもクレイジーな感じで、でも根はいいやつ、非情に印象深い。

それから先に見た「フォー・ウェディング」では、ゲイの友人、ろうあ者の弟、
本作では車椅子の友人、
マイノリティの人々が登場して、ごく当たり前に人々の中で生活しているのです。
もちろん映画なので、あえてさりげなく描写しているとは思いながらも、
この姿勢は好きです。

 

ヒュー・グラントの代表作。
やっぱりいいわあ・・・。

 

あ、それとウィリアムの友人の一人が、「ダウントン・アビー」の伯爵を演じた
ヒュー・ボネビルだったんですね。
少し古い作品はこういう出会いがあるので面白い。

 

<Amazon prime videoにて>

「ノッティングヒルの恋人」

1999年/アメリカ/123分

監督:ロジャー・ミッシェル

出演:ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラント、ヒュー・ボネビル、エマ・チェンバーズ、
   ジェームズ・ドレイファス、リス・エバンス、ジーナ・マッキー

 

ラブコメ度★★★★☆

ヒュー・グラントの魅力度★★★★☆

満足度★★★★★

 



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