BLACK LIVES MATTERなストーリー
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冤罪の死刑囚たちのために奮闘する弁護士、ブライアン・スティーブンソンの実話です。
黒人差別の根強い1980年代、米アラバマ州。
犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルター(ジェイミー・フォックス)を助けるため
新人弁護士ブライアン(マイケル・B・ジョーダン)が立ち上がります。
ウォルターは白人女性殺害の罪を問われ、死刑判決を行けていました。
ブライアンはその時の調書を見て愕然とします。
事件の証拠となったのは、白人男性、しかも受刑者の目撃証言一件のみ。
司法取引でいい加減な証言をしたとすぐに気がつくレベルです。
犯人は黒人であれば誰でも良かった。
ろくな調査もしないまま仕組まれた証言と白人ばかりの陪審員で、
すぐに死刑判決。
そして今回ブライアンが事件を調べ直そうとすれば、
証人はもちろんブライアン自身にも嫌がらせや脅迫が・・・。
作中、ウォルターはいいます。
「俺たち(黒人)は、生まれながらに有罪。証拠など関係ない。」
本作は1980年が舞台ですが、今もあまり変わらない、
まさにBLACK LIVES MATTERな出来事なのでした。
差別も問題ですが、人を拘束し、
死にまで至らせることができる国家権力の恐ろしさも思います。
そんな中で、こんなふうに弱者の味方になってくれる人がいてくれて良かった・・・。
<WOWOW視聴にて>
「黒い司法 0%からの奇跡」
2020年/アメリカ/137分
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
原作:ブライアン・スティーブンソン
出演:マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックス、
ブリー・ラーソン、オシェア・ジャクソン・Jr 、ロブ・モーガン
正義度★★★★☆
理不尽度★★★★★
満足度★★★★☆
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