映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

大脱出2

2020年07月22日 | 映画(た行)

チームワークで勝負

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前作で「面白くなくはないけど、あえて見るほどでもない」などと言いながら、続きを見てしまったのは、
まあ、なりゆきなのでご勘弁を。
実は「3」までありまして、ついでなのでそれも見る予定・・・。

 

さて前作では、ブレスリン(シルベスター・スタローン)はセキュリティ会社の一員だったのですが、
今回は自分で興した会社のCEOとなっていました。
あーあ、孤独な一匹狼でないスタローンなんて・・・。
もうそこのところでイヤになってしまったくらいですが・・・。

まあとにかく、一流のスタッフを集めた警備会社を新設し、
ブレスリンは後進の育成に当たっているわけです。
その中での一番弟子がシュー(ホアン・シャオミン)という中国系の青年で、
カンフーの使い手っぽい、シャープな動き、カッコイイ!!

つまり今回、スタローンの老化を彼のキレのよいアクションでかなり補っているわけ。

ところが、そのシューがあるとき急に姿を消してしまいます。
必死でその足取りを追うブレスリン。
そしてシューは監獄「ハデス」に拘留されていることを知ります。
そこはコンピュータ制御により、あの「墓場」より一層のセキュリティが敷かれているという・・・。

スタローンは友人デローサ(デイブ・バウティスーク)の協力の下、ハデスの攻略に挑みます。

今回のテーマは、言ってみればチームワーク。
獄中で信頼できる仲間を増やし、それぞれが何ができるか、互いにタイミングを計ってどれだけ動けるか、
そしてまた外界の動きとの協調も大事になっていて、まあ、そういうところが見所。
つまりもうスタローン一人では支えきれないということを露呈しています。

まあそれにしても、ハイテクになればなるほどつまらなくなるような気がする・・・。

そして本作、真の黒幕は登場せず、3作目へ誘うようなラストになっています・・・。😥

今回も、この監獄がどこにあるか、という謎があったのですが、さほどの驚きはありません。

私はもしや、宇宙空間?などと思ったのですが、そうではありませんでした。

それより、こんな施設を作るだけの価値がここに本当にあるのだろうか?という疑問が・・・。

ここにいるのは裁判の後の受刑者ではなく、拉致されてきた「価値ある」情報を握っている人々なのです・・・。
秘密を聞き出すためにこんな大がかりな監獄が必要なのかどうか、全然納得できない・・・。

 

<WOWOW視聴にて>

「大脱出2」

2018年/中国・アメリカ/97分

監督:スティーブン・C・ミラー

出演:シルベスター・スタローン、デイブ・バウティスーク、ホアン・シャオミン、ジェイミー・キング

アクション度★★★☆☆

満足度★★.5



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